移転祝いの贈り物の定番は?
花や観葉植物が多い
会社、事務所、店舗の移転祝いは、開店・開業祝いと同様に、縁起物やフラワーアレンジメント(生花)、観葉植物などを贈ることが多いです。花を送る場合は、移転の前日からなるべく早い時期に贈ります。事前に先さまに都合のよい日を伺っておくと安心です。移転後、日にちが経ってから贈る場合は、花ではない方が無難です。
オフィス移転の場合には鉢植えを贈るケースが多いですが、日持ちする品種を選ぶことが大切です。お祝いとして贈った花がすぐに枯れてしまうと、「会社が長く続かない」という意味にとられてしまうことがあります。
また、火・火事・赤字が連想される真っ赤な花はタブーとされていますが、先方のイメージカラーとして使われている場合は、贈ることもあります。お祝いの定番とされる胡蝶蘭の鉢植えは、業種を選ばずに贈ることができます。また、緑が鮮やかで長持ちする観葉植物も好まれ、縁起の良いネーミングの「幸福の木」は人気があります。
飲食店や美容院などの店舗移転では、スタンド花を贈るのもよいでしょう。入山札(立て札)には「移転御祝」「祝御移転」などのお祝いの言葉と、自社の社名(隣に自分の役職と氏名)、個人の場合は氏名を入れます。
尚、お祝いを贈ってはいけないケースもあります。移転の理由が業務縮小の場合や事業から撤退する場合など、お祝いをするのは失礼にあたるため気をつけましょう。
お祝い・お返しを贈る
- ※記載されている内容は、地域・時代・慣習・商品によって異なる場合があります。
- ※相場の金額は、三越伊勢丹の店頭にて、数多くのご相談を受けてアドバイスしてきた金額です。ただしあくまでも目安です。
お付き合いの度合いや、地域によっても変わってきます。判断に迷ったときは、少し多めの金額にするとよいでしょう。
逆に、年齢などにより金額が少なくなる場合もあります。 - ※かけ紙の表書きは代表的なものを記載しています。