お詫びをするときに
持参する品物のマナー
お詫びをするときに持参する品物のマナー
ビジネスや学校関係などのトラブルや、ご近所へ迷惑を掛けた場合など、お詫びに伺うときは品物を持参します。
持参する品物は、華美ではない老舗のお菓子等が多く使われています。
かけ紙をかける場合は、紅白ま結びでのしのないかけ紙になります。「お詫びなのに紅白でもあるまい」と考えられる方もいらっしゃるでしょうが、本来水引の赤色には厄を払い、悪いものを相手に渡さないという意味が込められています。紅白の水引が気になる場合は、“無地短冊”や“包装のみ”にすることもあります。
表書きで最も丁寧なのは「御詫び」で、お詫びの状況によって「粗品」や「御挨拶」がよい場合もあります。
品物を渡すタイミングは、誠意をもってお詫びをして、相手が受け入れてくださった後です。相手方の心情を考え、「心ばかりですが」などと一言添えてお渡しします。
お詫びをするとき
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〈 かけ紙 〉
- ●紅白ま結びのかけ紙(のしなし)
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〈 表書きの種類 〉
- ●御詫び
- ●御挨拶
- ●粗品
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〈 かけ紙 〉
- ●無地短冊
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〈 表書きの種類 〉
- ●御詫び
- ●御挨拶
- ●粗品
お詫びに伺う時の服装にも気をつけたいものです。男性は、濃紺やチャコールグレーなどのダークスーツに白いシャツ、ネクタイは派手なものは避けます。女性もスーツなどで、華美にならない服装にします。清潔感にも留意しましょう。
工事でご近所から苦情がきたら
自宅のリフォームなどで工事が始まるときには、事前に“紅白もろわな結び”ののし紙に「御挨拶」「ご挨拶」として、隣近所へ伺います。その後、騒音などで苦情が寄せられた場合は、“紅白ま結び(のしなし)”のかけ紙か“無地短冊”に表書きを「御詫び」、または「粗品」としてお詫びに伺いましょう。
工事の苦情へのお詫びをするとき
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〈 かけ紙 〉
- ●紅白ま結びのかけ紙(のしなし)
- ●無地短冊
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〈 表書きの種類 〉
- ●御詫び
- ●粗品
交通事故の加害者になってしまったときは
交通事故で加害者になってしまった場合は「御見舞」ではなく、「御挨拶」や「粗品」として、品物を用意することが多いです。
交通事故の加害者になってしまったとき
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〈 かけ紙 〉
- ●紅白ま結びのかけ紙(のしなし)
- ●無地短冊
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〈 表書きの種類 〉
- ●御挨拶
- ●粗品
お詫び・粗品を贈る
- ※記載されている内容は、地域・時代・慣習・商品によって異なる場合があります。
- ※かけ紙の表書きは代表的なものを記載しています。