初正月のお祝いと贈り物
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お祝いを贈るなら12月の「正月事始め」
赤ちゃんが生まれて初めて迎える正月を「初正月」といいます。お正月に歳神様を各家でお迎えし、歳神様から「歳」と「福」を授かります。初正月は赤ちゃんにとって生まれて初めて歳を重ねる日でもあります。(数え年では2歳になります。)この初正月をお祝いする贈り物で代表的なものは破魔矢や羽子板です。飾る時期は12月の13日の「正月事始め」以降になりますので、お祝いを贈る場合は、それまでに届くようにするとよいでしょう。本来は身内でお祝いするものなので、贈り物に対するお返しはとくに必要ありません。祖父母などからお祝いを受け取った場合は、お返しの代わりに赤ちゃんの写真など成長がわかるものを贈ると喜ばれます。
離乳食が始まっている場合は、赤ちゃん用のおせち料理を作って一緒にお祝いすると楽しいものです。
男の子への贈り物 破魔矢について
男の子に贈る初正月のお祝いで代表的なものは、破魔矢、破魔弓です。男の子の厄除けのお守りとして、また健やかな成長を願い、お正月の縁起物として贈ります。
「破魔」は弓矢の「的」という意味と、魔物を破るという意味をかけた言葉です。戦国時代の武家に男の子が生まれるとお守りとして正月に破魔矢・破魔弓を飾る風習が生まれ、江戸時代に庶民にも広がり現代まで続いています。初正月に贈られた破魔矢・破魔弓はお正月の期間だけでなく、端午の節供(句)にも五月人形に添えて飾りましょう。
女の子への贈り物 羽子板について
女の子に贈る初正月のお祝いとして代表的なものは羽子板です。女の子の無病息災のお守りとして贈ります。宮中での遊びを起源とする羽根つきはただの遊びではなく、季節の変わり目で災厄に見舞われやすいと考えられていたお正月に邪気払いの意味も込められていました。この羽子板をお守りとしてお正月に飾るようになり、次第に装飾品としての美しさが求められるようになったといわれています。
正月飾り用の羽子板は、徐々に豪華なものに変化していき、歌舞伎や能狂言などの華やかな装飾ものの人気が高まっていきました。いまでも種類豊富で華やかなデザインのものが揃っています。
羽子板はお正月に飾るのはもちろんのこと、縁起物として季節を問わず飾る「年中飾り」をされる方もいます。1年中飾るのが難しい場合でも、桃の節供(句)にはひな人形と一緒に飾ってみてはいかがでしょうか。より華やかなお祝いとなります。
お祝いを贈る
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