病気のお見舞い

病気のお見舞いに
ふさわしいものは?

相手の事情に配慮した
品物を選んで

お見舞いで喜ばれるもののひとつは、お見舞金です。金額は病気になられた方との関係を考慮して決めます。現金では失礼にあたるという理由で品物を贈る際には、十分な配慮が欠かせません。

食べ物や飲み物は病状によって召し上がれない場合もあります。また、最近では生花の持ち込みを禁止している病院もありますので、事前の確認をおすすめします。比較的贈りやすいのが、病院専用のテレビカードや本などです。なお、タオルなどの入院生活に役立つ実用品は、身内で備えるのが一般的です。

お見舞いに伺うときの心得

病状によってはお見舞いを遠慮してほしい場合もあります。まず、ご家族に様子を確認しましょう。面会時間を守り、長くても30分位で切り上げます。

しつこく病状を聞いたりすると相手を傷つける場合もあるので、注意が必要です。また、大声で話したり、騒いだりするのは禁物です。ご自宅に見舞うときには、ご家族に確認して、適切な時刻を選んで訪問します。

病気のお見舞い

  • 病気のお見舞いのかけ紙、表書きの書き方、選び方
  • 〈 かけ紙 〉

    • ●紅白ま結びのかけ紙(のしなし)
    • ●無地短冊
  • 〈 表書きの種類 〉

    • ●御見舞
    • ●お見舞
    • ●御伺
    • ●御全快祈念
    • ●ご本復祈念
    • ●ご回復祈念

    ※目上の方には敬意を込めた「御伺」が適しています。

病気見舞いに花を
贈るときのマナー

病気見舞いに生花を贈る場合には、手間のかからないアレンジメントにすると喜ばれます。花束の場合は花器を付けることをおすすめします。

鉢植えは「根付く=寝付く」に通じる、シクラメンは「死苦」を連想させる、椿は「花首が落ちる」などとして縁起が悪いとされているので避けましょう。わからないときには、花屋さんで病気見舞いに持っていくことを伝えると、ふさわしい花を選んでくれます。

また、プリザーブドフラワーを贈ることもあります。

紅白水引について

一般的に紅白にはおめでたい色という印象があり、「紅白水引は慶事だけに使用する」との誤解がみられます。

本来、水引の赤には厄を払い、悪いものを相手に渡さないと言う意味合いが込められていますので、病気見舞いや、お詫びに伺う時にかけてはいけないというわけではありません。

ただし、紅白には慶事の印象を持つ方多いため、無地の短冊を用いるなどの方法もあります。

お見舞いを贈る

  • ※記載されている内容は、地域・時代・慣習・商品によって異なる場合があります。
  • ※相場の金額は、三越伊勢丹の店頭にて、数多くのご相談を受けてアドバイスしてきた金額です。ただしあくまでも目安です。
    お付き合いの度合いや、地域によっても変わってきます。判断に迷ったときは、少し多めの金額にするとよいでしょう。
    逆に、年齢などにより金額が少なくなる場合もあります。
  • ※かけ紙の表書きは代表的なものを記載しています。

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