
世界水準で活躍する若手シェフのパスタにフォーカス。イタリア展の会期前半のPART 01では〈サローネ2007〉弓削シェフのワールドチャンピオンパスタ、後半のPART 02では〈ダ・ホーリー〉岩堀シェフがローマの名店で学んだカルボナーラをイートインでご提供します。
EAT IN
イートイン営業時間:午前11時~午後8時
※最終日は午後6時終了(ラストオーダー各日終了60分前)
※20歳未満の方、お車・オートバイ等を運転される方の飲酒はご遠慮いただいております。
PART 01
2020年9月9日(水)〜14日(月)
※9月9日(水)・10日(木)はエムアイカード会員ご内覧日となります。
会場入口にてエムアイカードをご提示ください。
一般会期に先がけてご覧いただけます。
2019年にパリで開催された「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ 2019」にて、優勝の栄誉に輝いた、弓削シェフの美味をご堪能ください。
弓削シェフ来場:9月9日(水)〜14日(月)

PART 01EAT IN
〈サローネ2007〉ペンネ アル ゴルゴンゾーラ プロフーモ ディ ジャポネーゼ 2,640円 (日本製/1人前)イタリアの歴史や食文化に敬意を表し、日本人としてのアイデンティティを加えたパスタ料理です。豊富な海鮮が獲れる佐賀で生まれ育った弓削シェフがとくに身近に感じる食材だという海苔と牡蠣をパスタソースに。ゴルゴンゾーラソースにはシェフの祖父が好んだ地元の日本酒〈キホウツル〉を煮詰めてたっぷり加え、日本酒独特の旨味をプラス。ペンネアルゴルゴンゾーラで本来仕上げに使う黒コショウに代えて、〈やまつ辻田〉の香り高い朝倉山椒で香りとキレを加えました。そしてゴルゴンゾーラにハチミツを添えて食べるイメージで、みりんをお燗にして柚子の皮を削り入れたものを、パスタとともに口に含んで口内調味をお楽しみください。

PART 01EAT IN
〈サローネ2007〉スパゲッティインテグラーレ インサルサ 1,760円 (日本製/1人前)「パスタ・ワールドチャンピオンシップ」2回戦で提供した、「美と健康」がテーマの一品。イタリア北部ヴェネト州が発祥の伝統的なソース「インサルサ」は玉ねぎ、アンチョビ、ニンニク、オリーブオイルのみのシンプルなもの。“スパゲッティ インテグラーレ”という全粒粉の乾燥パスタを用いることで、定番の組み合わせである手打ちパスタ「ビーゴリ」特有のザラついた食感を再現しました。ソースと和える前にパスタの1/3を高温の油で香ばしく揚げてから茹でて使うのがコツです。飽食な現代、次世代の環境を考えながらも食事を楽しむために提案した、シンプルなおいしさを追求したパスタです。

1985年、佐賀県生まれ。「シェ・イノ」、パリの三ツ星「Guy Savoy」などで修業後、2011年サローネグループ入社。南青山「イル・テアトリーノ・ダ・サローネ」のスーシェフを経て、大阪「クイントカント」オープンと同時にシェフを務める。2018年3月より「SALONE2007」のシェフ就任。世界最大級の食品会社バリラ主催「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ 2019」で日本代表として参加、世界チャンピオンに輝く。
— イタリア料理の世界に入ったきっかけは?
パリ修業時代、星付きのレストランを食べ歩きする中で、メイン料理の付け合わせに可愛らしいラビオリが添えてあることがよくありました。帰国して当時働きたいと思っていたレストランが改装中のため休業しており、再オープンの目途もたっていないとの状況でしたので、ラビオリの作り方が気になっただけという理由でイタリア料理を学ぶことにしました。以降、イタリア料理の奥深さに魅了されています。
— イタリア料理の最大の魅力は?
食材を最大限に活かす、その土地ごとにあるその土地ならではの組み合わせの面白さやルール。
— ご自身の強みは?
世界に誇れる良い食材や器がある佐賀県出身であること。強いて言うならドルチェが得意なところ。
— 日本のイタリア料理に感じる可能性は?
時代と共に現代化していく日本の食生活に即した「食」のカタチを生むことができると感じています。
— 人生で一番おいしかったパスタの思い出は?
バンクーバーのレストランで皿洗いのアルバイトをしました。その頃は料理に興味があったわけではなくただ食べつなぐために、まかないがあるというだけで働いていました。そのまかないで食べたペスカトーレ。お金もなく辛い生活をしていたころに、涙が出るほど嬉しかった思い出があります。
— 伊勢丹のお客さまにメッセージをお願いします。
このイタリア展が、2019年大会のパスタを広く皆さまに召しあがっていただく初めての機会となります。
たくさんの生産者の方々とイタリア料理界を問わず多くの方の力を借りて生み出された料理です。この場所で、お客さまの目の前で、料理をお届けできる喜びを感じています。イタリアの伝統文化へ敬意を込めて世界のどこでもなく日本で、私たちでしか生まれ得ないオリジナリティに誇りを持って、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
PART 02
2020年9月16日(水)〜23日(水)
「ローマで一番のカルボナーラが食べられる」と評判の名店で、日本人として初めて正社員として働いた岩堀シェフ渾身のパスタを会場で。
岩堀シェフ来場:9月16日(水)〜23日(水)

PART 02EAT IN
〈ダ・ホーリー〉カリッカリグアンチャーレのカルボナーラ 1,890円 (日本製/1人前)岩堀シェフがローマの修業時代に毎日100食以上作り続けたカルボナーラ。じっくりソテーをしてカリカリに仕上げたグアンチャーレ(豚ホホ肉の塩漬けサラミ)、生クリームは不使用。本場と同じレシピで仕上げられています。オリジナルブレンドのコショウやビタミンDが豊富な卵を使い、パスタは三ツ星シェフ達御用達のマンチーニ社の極太スパゲッティを使用しています。

料理人の道へ入った後イタリアへ渡り、トスカーナ、エミリア・ロマーニャ州などの複数のミシュラン星付き店で2年間修業。帰国後、都内や横浜のレストランで8年間研鑽を積んだ後、再び渡伊。ローマの名店「Roscioli」で日本人で初の正社員として勤務。毎日100食以上のカルボナーラをつくり続ける。2018年帰国。翌2019年「横浜 反町 ダ・ホーリー」をオープン。
— イタリア料理の世界に入ったきっかけは?
もともと幼少時代から食べることが好きだったのですが、大学時代にピザ屋でアルバイトをして、そこのまかないがおいしくとても感動したことをきっかけにイタリア料理を勉強したいと思うようになりました。
— イタリア料理の最大の魅力は?
家族や友達大人数で大皿料理を囲み、みんなで会話を楽しみ肩肘張らずにゆっくり食事を堪能することをみんなが当たり前のことだと思っている点が大きな魅力であると同時に今の日本の食事スタイルとはかけ離れていて、うらやましいとさえ思います。
— ご自身の強みは?
自分の強みは折れない心、好奇心、イタリアや料理への愛情。
— 日本のイタリア料理に感じる可能性は?
日本ではクオリティの高いイタリアの地方料理が食べられると思います。シェフやオーナーが海外で勉強してきているような店や、イタリア料理が好きでずっと従事してきているような店では自分たちが提供する料理やワインにプライドを持っているし、本格的。
— 人生で一番おいしかったパスタの思い出は?
一番おいしかったパスタを答えるのはとても難しいですが、イタリア料理をやろうと思ったきっかけになった、バイト先でのまかないで出たスパゲッティ アーリオ オーリオ エ ペペロンチーノが思い出のパスタです。
— 伊勢丹のお客さまにメッセージをお願いします。
当店人気ナンバーワンの“本当のカルボナーラ”をぜひお試しください!!