イセタンメンズのラグジュアリーメゾンによる
最旬ファッションマガジン『EPOCH』。発刊24号目のこれまでとこれから

イセタンメンズのラグジュアリーメゾンによる最旬ファッションマガジン『EPOCH』。発刊24号目のこれまでとこれから

「EPOCH MAKING(エポック・メイキング)」とは新時代の到来を決定づけるような重大な出来事や革新のこと。そんな精神性が宿るのが伊勢丹新宿店メンズ館2階・3階・4階のラグジュアリーブランドを中心に構成されたファッションマガジン『EPOCH』だ。2013年に創刊され最新号となる2021年3月号まで年4回、計23冊を発刊してきた。2021年を原点回帰の年と位置づける『EPOCH』のこれまで、それからこれから向かおうとしている場所についてお伝えする。

『EPOCH』は
究極のカッコよさを追求する

『EPOCH』が目指す世界観とは「クールかつエレガント」であり「上品でありながらもどこかエッジがきいている」、さらには「本物、本質であること」。つまり男にとっての「究極のカッコよさ」を追求したファッションマガジンだ。最新コレクションの表現スタイルも、情報は限りなく削ぎ落とし純粋にビジュアルとしてのカッコよさが優先されている。最先端のファッションとクリエーションを独自の視点で編集し常に進化し続ける。それが『EPOCH』の姿勢なのだ。これまでに23号を発刊してきた歴史の中で、アートディレクター、カメラマン、ヘアメイク、スタイリスト、編集を務めるメンズ館スタッフなど主要メンバーは創刊時から大きく変わっていない。常に前号を越えるという高いモチベーションを一体となってキープし続けられるのも、長年苦楽をともにしてきた同じメンバーだからこそだ。メゾンファッションブランドの歴史をリスペクトし、モノづくりにかける思いや進化していく姿勢を伝えるために、世界を舞台に活躍するさまざまなジャンルのモノやコトとコラボレーションにも積極的で、これまでにも日本酒、フラワーアレンジメント、和菓子、音楽、書家などフィロソフィーが通じ合うブランドや人物と取り組み、共鳴し合うフィロソフィーを誌面上で表現してきた。

お客さまと一体になる
『EPOCH』流のおもてなし

制作に携わるメンバーたちは『EPOCH』というファッションマガジンを作り続けることは、メンズ館ファンへの「おもてなし」のひとつだと捉えている。情報発信の主流ともいえるWEB媒体だけではなく、マガジン型式にこだわる理由は一冊に込められた作り手の熱量をダイレクトに伝えたいという想いから。顧客の手元にリアルに届く紙媒体だからこそ、それが叶うと考えている。おもてなしのスタイルも時代とともに進化を遂げ2018年、19年にはメンズ館の3階を会場に、『EPOCH』の世界観をお客さまがリアルに体験できるパーティ『EPOCH KNIGHT』を開催。お客さま自身がモデルを務め、世界で活躍する演出チームが舞台を手がけ、『EPOCH』カメラマンによる本格的な撮影を行ったファッションショーは反響を呼び、会場をおおいに沸かせる大成功のイベントのひとつとなった。誌面上でコラボレーションをした縁からカタチとなった書家の柿沼康二氏とFender(フェンダー)のギターを手にしたギタリストのMIYAVI氏とのスペシャルセッションは、『EPOCH』だからこそ実現できたイベントともいえる。

 

EPOCH KNIGHT (2018)

全方位から深く掘り下げる
『EPOCH』の表現手法

ラグジュアリーファッションの素晴らしさを全方位から伝えることを命題としている『EPOCH』では、誌面だけでは伝わりきらない服の素材感や計算されたカッティング、ディテールの緻密さをより立体的に表現するために2018年からはマガジンと連動した動画コンテンツを配信にしている。動画では撮影現場の空気感、さらにはスタッフやモデルの息づかいまで伝わるようにモデルシューティングの裏側までも公開している。最新コレクションの魅力を「全方位」から伝えるための新たな手法を模索するべく、2020年に発刊したマガジンではドローンでの撮影を試みた。臨場感や空気感を表現するとともに、多角度からもアプローチできたことでスタッフは『EPOCH』の新たな表現に手応えを感じている。2019年3月のメンズ館のラグジュアリーフロアのリモデル記念で発刊した特集号は、まさに工事中というメンズ館館内で撮影が行われた。メンズ館の伝統ある歴史を継承しつつも進化を遂げつつあるフロアの姿は、常に革新性を掲げる『EPOCH』というファッションマガジンのコンセプトにも通じるものがあるとの判断からだった。撮影の手法も舞台も決して奇を衒っているのではなく、すべてに『EPOCH』編集チームのメッセージが込められている。

 

EPOCH MARCH 17, 2021 ISETAN MEN'S(LOOK)

ファッションを信じて
『EPOCH』がこれから向かう場所

「2013年から今日に至るまで、常に最先端のクリエーションを独自の視点で編集し、広く発信してきた本誌『EPOCH』は、今一度自らの原点に立ち返り、本来のアイデンティティを見つめ直した」。これは最新号となる『EPOCH』2021年3月号の巻頭を飾るメッセージ。世界中がコロナ禍という暗いムードに覆われるなか、『EPOCH』が原点を見つめ直す意味でもあらためて掲げたのが「ファッションには今何ができるのだろう」という編集コンセプトだ。常に明るい未来を切り拓いてきたファッションの力を信じ、これからラグジュアリーファッションとともに生きる若い世代にも『EPOCH』のメッセージを届けたいと、最新号のモデルには弱冠18歳にして、国内屈指のメンズモード誌で鮮烈なモデルデビューを果たした現在19歳の吉井添を起用。『EPOCH』誌面での経験が、モデルの原石のような吉井にとってもエポック・メイキングになってほしいという想いを込めたこれまでになかった人選だ。より良き時代へと力強く前進する非常にポジティブな意味を持つ『EPOCH』の名の通り、これからも挑戦と前進を恐れない革新性が宿る新しい時代のファッションマガジンであり続けることが『EPOCH』は自らの使命だと考えている。

デジタルマガジン(PDF)

 ファッションマガジン『EPOCH』の公式インスタグラム(@isetanmens_epoch)では、
伊勢丹メンズ館3階・4階 ラグジュアリーメゾンの最旬ファッションやイベント情報をお届け

▶『EPOCH』公式インスタグラム
(@isetanmens_epoch)

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