【パリレポート】パリのクリスマスマーケット。チュイルリー公園にはグルメな屋台がずらり

Bonjour!三越伊勢丹のパリ駐在所で働くASAMIです。
第5回目となる「パリレポート」では、クリスマスシーズン到来で盛り上がりを見せるパリの「クリスマスマーケット」についてお届けします。

フランス語で「Marché de Noël(マルシェ・ド・ノエル)」と呼ばれるクリスマスマーケット。
今年は、パリの中心地にあるチュイルリー公園を皮切りに、パリ各地での開催がスタートしました。
チュイルリー公園のクリスマスマーケットは、元々パリ最大規模のクリスマスマーケットとしてシャンゼリゼ大通りで行われていたものが、2018年より移転し開催されるようになったもの。
交通量の多いシャンゼリゼ大通りとは違い、美しい植物が植えられた園内に沢山の屋台が集約されている様子は、まるで“ビレッジ”のようです。
チュイルリー公園では、屋台のほかに移動遊園地も出現。大人から子どもまで楽しめるクリスマスマーケットなので、家族連れも多く見かけます。
見ているだけでもわくわくするような、まるでおとぎの国のようなチュイルリー公園のクリスマスマーケットに足を運んできたので、その様子をレポートしたいと思います。
■充実の屋台グルメを楽しもう!
チュイルリー公園のクリスマスマーケットには、アルザス地方をはじめとするフランスの地方色豊かな屋台が並び、目移りしてしまうほど沢山のグルメな屋台を楽しめます。
クリスマスマーケットに訪れたら試してもらいたいおすすめの屋台を回ってきたので、順番にご紹介します。
\おすすめグルメ1/
ソーセージ(ホットドッグ)


クリスマスマーケットに入場するやいなや、どこからともなく香ばしい香りが!
美味しそうな香りの正体は「ソーセージの炭火焼」です。フランス最古のクリスマスマーケットの開催地として知られるアルザス地方名物のソーセージが種類豊富にラインナップします。
白ソーセージにハーブ入り、スモークなど、どれもボリューム満点で、プリっとした食感がたまりません。
その場でグリルしてもらい、お好みでホットドッグや付け合わせのオプションの有無、ソースの種類が選べます。
マーケット入場早々とてもテンションが上がりますが、ほかにも美味しそうな屋台が目白押しなので、まずは一周したいと思います。
\おすすめグルメ2/
プレッツェル


クリスマスマーケットで欠かせないのは、やはりクリスマスマーケット発祥地の一つとされるドイツの焼き菓子パン「プレッツェル」です。
定番のプレーンはもちろん、甘い菓子パン、チーズやベーコンにオリーブ、トマト入りなどの惣菜パンもあり、驚くほど種類が豊富!小腹が空いたら気軽に食べたい一品。後ほどご紹介するホットワインとも相性抜群です。
\おすすめグルメ3/
タルティフレット

フランスの冬の定番料理「タルティフレット」も押さえておきたい一品。
タルティフレットは、チーズとじゃがいもの煮込み料理で、アルプスでのスキー後の食事としても愛されているフランス・サヴォワ地方の郷土料理です。クリスマスマーケット定番の大鍋によるデモンストレーションに心が引きつけられます。
寒いクリスマスシーズンにホクホクの温かいお料理はたまりません。
\おすすめグルメ4/
ラクレット


最近日本でもよく見かけるようになった「ラクレット」。
こちらもアルプス発祥で、チーズの断面を直火で熱し、中がとろけたところを削いで、茹でたじゃかいもなどにかけて食べる素朴なチーズ料理です。
トロっとしたチーズの食感と塩味具合が最高で、冬の定番メニューとして老若男女に愛されています。
フランスの伝統料理を、気軽にファストフード感覚で味わえるのもクリスマスマーケットならでは。
\おすすめグルメ5/
ホットワイン


そろそろ、飲み物もチェックしたいところ。
飲み物は、クリスマスマーケットの定番「ホットワイン」に決まりです。
レモンやオレンジピールといった柑橘類に、シナモンやクローブなどのスパイスとお砂糖を加えて、大きなお鍋で煮込んで作るホットワイン。アルコールとスパイスの効果で冷えた身体を温めてくれます。
クリスマスマーケットを回りながら飲むホットワインは、至福の一杯です。
しばしランチ休憩。チョイスしたメニューは・・・
さて、さまざまな屋台を見学したところでお昼の時間になったので、軽くランチをしましょう。
私は、あの香ばしい香り誘われ、最初にご紹介したソーセージをチョイス。
定番のスモークソーセージにオニオン炒めを添えてもらい、ケチャップをかけてみました。
気が利く店員さんが食べやすいように大きなソーセージを小分けにカットしてくれました。
ソーセージにあわせた飲み物はもちろん、ホットワイン!すっかり身も心も温まりました。
クリスマスのデザインが描かれたカップは持ち帰れるので、クリスマスマーケット訪問記念にコレクションするのも楽しみの一つです。
\おすすめグルメ6/
焼き栗

ランチが済んだので、散策再開です。
再開早々、気になる屋台を発見!「焼き栗」の屋台です。
焼き栗は、秋冬の風物詩とも言えるくらいパリではポピュラーなもので、寒くなると焼き栗の屋台を街中のいたるところで見かけます。
移動遊園地のゴーカートの横に焼き栗の屋台が並んでいるのも、チュイルリー公園のクリスマスマーケットならではの光景です。
\おすすめグルメ7/
フルールボラー

食後のスイーツは何かないかと屋台を見て回っていたら、「フルールボラー」の屋台を見つけました。
アルザス地方やドイツ、そして北欧デンマークに伝わる北ヨーロッパのスイーツで、こちらもクリスマスマーケット定番の一品。
「ゴフ」という溶けたマシュマロのようなものをマジパンの土台にのせ、その上からチョコレートでコーティング。生クリームボールのような面白い形が特徴です。
しっかりとした甘さで食べ応えも十分。食後なら1粒頬張るだけでも大満足なこと間違いなしです!
■お腹を満たしたら、クリスマス雑貨もチェック!

ついグルメ関連の屋台に熱中してしまいましたが、雑貨類を扱う屋台も見逃せません。
クリスマスらしい雑貨が勢揃いする屋台を覗いてみましょう。
スノードームをはじめ、クリスマスの定番でもある、兵隊さんの形をしたくるみ割り人形など、お土産にもおすすめのアイテムが並びます。

クリスマスツリーのオーナメントを扱う屋台も出店していました。
私は、毎年少しずつツリーのオーナメントを集めているので、今年はどれにしようか悩みます。
エッフェル塔や凱旋門など、パリらしいモチーフを施したカラフルなオーナメントが沢山あるので、こちらも観光のお土産にぴったりです。

パリのクリスマスマーケットの模様はいかがでしたか。
日本でも各地で素敵なクリスマスマーケットが開催されていると思いますので、ぜひ、お近くのクリスマスマーケットに足を運んでみてはいかがでしょうか。
Joyeux Noël!(メリークリスマス!)