2024.4.30 UP
昭和初期に近代養鶏産業の礎を作ったのが、店の創業者・伊藤和四五郎氏。彼が徹底した品質管理の姿勢を今も受け継ぎ、三和の純鶏名古屋コーチンは、飼育から加工、販売、品質管理まで、専門の職人が責任を持って現在も行なっています。
鶏肉専門店の名にふさわしく、<伊藤和四五郎商店>では希少な地鶏・名古屋コーチンの丸鶏や、せせりなどの希少部位も常時並んでいます。伊勢丹新宿店にはさらに、店内厨房で最終的な処理を施し、焼き上げた焼き鳥を扱う<鶏三和>があり、2024年5月新たに登場するのが<鶏撰>です。
これまで、プロの料理人のお眼鏡に叶う高品質の鶏肉を扱いながら、常に一般家庭の食卓の声も反映させてきた同店。本格的な鶏肉の味をより家庭で手軽に楽しんでもらおうと作ったのが、鶏惣菜とお弁当の総合ブランド<鶏撰>なのです。
部位や調理法によって異なる味を楽しめる鶏肉の良さを実感できるのが、伊勢丹新宿店限定で扱われるお弁当です。メインのおかずにした、味噌焼きや照り焼き、焼き鳥などは既存ブランドでも扱っていたのでノウハウはありましたが、お弁当での提供は今回が初めて。鶏肉を主役にしながら、その主役に合うおかず、お米を選び、さらには鶏肉のうまさを食べる直前まで維持できるよう容器選びにまでこだわり、完成にこぎつけた3種類が揃いました。箱の中におかずがぎっしり詰まった鶏肉専門店ならではのお弁当は、普段の日はもちろん、観劇や行楽のお供にもぴったりです。
西京味噌焼き重 1,404円
焼鳥重 1,620円
人気惣菜を集めた具だくさんのお弁当。厳選した新潟県産コシヒカリを使用している。
既存店でも人気の唐揚げは、今回新たに<鶏撰>用にレシピを一から見直しました。唐揚げは家庭でも大人気のメニューですが、味付けや火加減でガラッと味が変わるもの。柔らかくて食べやすく、脂も程よく溶け、口に入れて噛むとジューシーに仕上げるのは、やはりプロには敵いません。
既存の唐揚げでも、毎年20名で試食を行い、常に最良の調理法を目指している同店。今回も試作を数えられないほど行い、晴れて店に並ぶことになったのは塩こうじ唐揚げと醤油こうじ唐揚げ。塩こうじ唐揚は、さっぱりした塩味の中にも深い味わいが感じられます。
(左)匠味赤鶏塩こうじ唐揚(ムネ肉)(100g)489円
(右)匠味赤鶏醤油こうじ唐揚(モモ肉)(100g)529円
醤油こうじ唐揚にはモモ肉に合う醤油を使用。ジューシーな唐揚げを醤油の香ばしさとコクがさらに引き立てる。
名古屋コーチン入り 厚焼き玉子(1/2サイズ/1パック)648円
手軽な惣菜として、お酒のつまみとしても役立つのが手羽先です。鶏独特の臭みがなく、適度な弾力と鶏本来の旨みが特徴の銘柄鶏「匠味赤鶏」(たくみあかどり)を使用。甘辛と黒胡椒の味付けで、冷めても美味しいを目指して作った手羽先は、今日の献立で「後もう一品が欲しい」なんていうときにもとても役立つでしょう。
手羽唐(1個)195円
手羽先 銘柄鶏「匠味赤鶏」使用。
手羽唐(黒胡椒)(1個)195円
鶏専門店らしく、豪快に揚げた半身揚げも見逃せません。持ち寄りパーティーに持参したら、みんなに喜ばれそうな食べ応えと見栄えのする一品です。
匠味赤鶏半身揚げ 1,944円
鶏をメインにした惣菜がどれほどレパートリー豊かなものかを実感するお店です。
Text : Kimiko Itakura