イセタン ザ・スペース

BRAZIL & JAPAN Modernity   - 独自のデザインとして発展したムーブメント -

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2025/03/12

 デザインギャラリーの CASA DE, ATELIER-GALLERY, Objet d’ art の 協力のもと、 展示販売会 『Brazil & Japan Modernity』展を、

本館2階 イセタン ザ・スペースにて開催します。

 

日本とブラジルのミッドセンチュリーにおけるインテリアデザイン・家具デザインは一見すると 対照的に見えますが、

「自然との調和」「機能美」「伝統を活かしたデザイン」など多くの共通点があり、世界の中でも独特な両者のデザインに着目します。

 今回は、モダンデザインが日常生活に広がった時期でもある戦後のミッドセンチュリー期以降のものを展示販売させていただきます。

 

また、オープニングイベントとして、3月6日(木)の午後6時から、セルジオロドリゲスの親戚でもあり、財団の代表を務める

Fernando Mendes 氏とRenata Aragão 氏による特別トークイベントも開催いたします。

(トークイベントの詳細は本ページの末尾にてご案内しております)

 

2025 年は、日本とブラジルが1895 年に外交関係を樹立してから130 周年の節目でもあります。

このような歴史的な背景の中、両国の文化交流のさらなる深化へと繋がることを望みます。

 

 

『BRAZIL & JAPAN Modernity』展

  企  画 | 伊勢丹新宿店 イセタン ザ・スペース、ART MODERN JAPAN 株式会社、株式会社イニシャルジャパン

  会  期| 2025 年3 月6 日( 木)~2025 年4 月3 日( 木)

  会  場 | 伊勢丹新宿店本館 2 階 イセタン ザ・スペース

  

ー3月6日(木)の営業について

・初日の3月6日( 木) はプレビューイベントのため、会場への入場は午後3時からとさせていた だきます。

・午後6時からトークイベントを開催いたします。席数に限りがございますので、先着にて事前のご予約を承ります。

※予約受付:3月4日(火)20時まで

※定員に達し次第、終了とさせていただきます。

※ご到着が10分以上遅れた際は立ち見でのご案内になる可能性があります。

 

■BRAZIL

 

ブラジルの作品展示では、デザインだけでなく、皮革、木材、籐といった伝統的な素材のプロジェクトにブラジルのアイデンティティを取り入れ、母国の文化を称揚したセルジオ・ロドリゲスの作品や、イタリアでモダニズムを学びブラジル特有な自然や工芸品など土着的な要素を取り入れたリナ・ボ・バルディの作品、使用する木材のもともとのヒビや割れ、曲線をうまく生かしたジョゼ・ザニーネ・カルダスの彫刻作品などを展示いたします。

 

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<Sergio Rodrigues>

'Mole' Chair with Ottoman set, 1957

(Chair:W108×D93×H82cm, Ottoman:W80×D50×H46cm)

 

ロドリゲスの最もアイコニックな作品。頑丈で座り心地のよい「モーレ」ソファは、丸みを帯びた無垢材のフレーム、調節可能なレザーのサポートストラップ、ぽってりとした大きめの贅沢なレザークッションで構成されています。

 

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<Jose Zanine Caldas>

Low Table for Casa Nova Vicosa, Bahia, 1970s

(W115×D58×H49cm)

 

カルダスが建築した建物の一部だったテーブル/彫刻作品。

当時の建築の写真もご覧いただけます。

 

 

 

 

■JAPAN

 

 日本からの作品展示では、「ジャパニーズ・モダン」というデザイン理念を提唱した剣持勇の作品や、日本の伝統的な美意識やデザインを現代的な要素と融合させたシャルロット・ぺリアン作品、和紙などの自然素材を活用いたイサム・ノグチの光の彫刻 AKARI などを展示いたします。

 

 

 

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<Isamu Kenmochi>

 Chief desk for Kyoto International conference Center,1966

(W170×D55×H75cm)

 

国立京都国際会館の本館で1-2番目に広いMain Hall、RoomAで主に使用されてきたもので、数々の重要な国際・政府間会議で登場した備品です。

現在では入手困難なローズウッド(紫檀)が使用されており、格式高い会議場に合うようにデザインされています。

 

 

 

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<Isamu Noguchi>

Akari, 35N,1960s

(W42xD42xH160cm)

 

希少価値の高い初期の35N.。カタログ付きです。

 

 

 

~ トークイベントの開催のお知らせ ~

 

初日、3 月6 日には、セルジオロドリゲスの親戚でもあり、財団の代表を務める Fernando Mendes 氏とRenata Aragão 氏による

特別トークイベントを開催いたします。

当時の製作背景やエピソードに触れる貴重な機会となります。皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひご来場いただきますようお願い申し上げます。

 

日時:3月6日(木)午後6時~7時 

場所:伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース

参加:無料 

※席数に限りがございますので、事前の参加予約を承ります。

※※ご到着が10分以上遅れた際は立ち見でのご案内になる可能性があります。

 

 

登壇ゲスト

Fernando Mendes / フェルナンド メンデス

 

フェルナンドは、ブラジルの著名な家具デザイナーであり、特にSergio Rodrigues(セルジオ・ロドリゲス)の後継者として知られています。

ロドリゲスは「ブラジル・モダニズムの父」と称され、温かみのある木材を活かしたデザインで国際的に評価されました。

フェルナンドはロドリゲスの工房で経験を積み、その哲学と技術を受け継ぎながらも、自身の感性を加えた作品を生み出しています。

フェルナンドのデザインは、ロドリゲスの特徴である快適性と職人技を継承しつつ、現代的な視点を取り入れている点が特徴です。

特に、彼の作品にはブラジルの自然や文化を反映した有機的なフォルムが見られ、木材の温もりを最大限に引き出す技法が用いら

れています。また、ロドリゲスの代表作「Mole Chair」の精神を継ぎつつ、新たな解釈を加えた椅子や家具を制作し、ブラジルデザインの進化に貢献しています。

こうした背景から、フェルナンドはロドリゲスの遺産を受け継ぎつつ、ブラジル家具デザインの未来を切り開く重要な存在として注目されています。

 

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※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。

※価格はすべて、税込です。

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