＜バカラ＞タンブラーコレクション

1764年の創設以来、アール・ドゥ・ヴィーヴル（生活美学）の象徴として世界を魅了する＜Baccarat/バカラ＞。＜バカラ＞のグラスが時代を越えて愛される理由、それは、たったひとつのグラスを手にするだけで、＜バカラ＞の本質に触れることができるから。歓びを心に刻むお祝いや記念に、大切な贈り物にふさわしい＜バカラ＞のタンブラー。今回は、ブランドの歴史と技術の粋を込めた選りすぐりのタンブラーコレクションをご紹介します。

アルクール

クリスタルのクオリティが堪能できるずっしりと重厚なフォルム、完成度の高い仕上げで施された７面のフラットカット。1841年の発表以来、時代を越えて世界中の人々に愛用される「アルクール」は、250年以上の歴史を誇る、このうえなく正統なタンブラーです。バカラ村を訪問したナポレオン１世を魅了したという、当時の遠征でも持ち歩くことができた堅固かつエレガントなグラスを原点に、1825年アルクール侯爵家の婚礼のために「アルクール」の原型が作られました。

パルメ

フランスの代表的な紋様である、楽園にひそむ架空の鳥がエッチングで描かれている「パルメ」。シンプルなフォルムのタンブラーに液体を入れると、描かれたパターンが立体的に浮かび上がり、下部に施されたカットが宝石のようなきらめきを放ちます。長編小説『失われた時を求めて』で著名なフランス人作家、マルセル・プルーストが愛用したことでも知られています。

ピカデリー

大英帝国時代は“世界の中心”といわれ、今も英国・ロンドンの中心的な広場として賑わいをみせるピカデリー・サーカス。その名がつけられた「ピカデリー」シリーズのタンブラーは、伝統と近代性が交差する華やかな街の灯りを、クリスタルのきらめきで表現しています。水平垂直のラインでチェック模様を描くように施された端正なカットは、グラスを手にした時に指になじみやすく、薄く仕上げられた口元が繊細で優しい味わいをもたらします。

タリランド

「アルクール」の構築的なフォルムをベースに、大胆なフラットカットで構成された6つの面、口元へ向けて広がるフォルムが複雑な光の反射を生み出す「タリランド」のタンブラー。その名は、フランスにおいて高名な外交官であり美食家としても知られる、シャルル=モーリス・ド・タラーレン（タリランド）に由来します。グラスの中を覗くと万華鏡のような世界が広がる美しいカット、手馴染みのよいクリスタルの感触が心地よいグラスです。

ローハン

「ローハン」は、フランス北西部にある町の名に由来するシリーズ。1855年に開催されたパリ万博で金賞を受賞した、アシッドエッチングという技法により装飾が施されています。１本のラインで描かれた継ぎ目のない蔓草模様のパターンは、飲み物を注ぐと美しく浮かび上がり、幻想的なきらめきに魅了されます。

マッセナ

ナポレオン１世に「勝利の神の申し子」と称されたフランスの陸軍元帥、アンドレ・マッセナ。彼の名をつけた「マッセナ」シリーズは、ワイングラスやシャンパンフルート、デカンタなど豊かなラインナップで、どのアイテムも重厚感と現代性との調和が魅力です。このタンブラーは、丸みを帯びた斬新なフォルムに流れるようなカットが施され、華やかさに溢れています。＜バカラ＞が世界的なベストセラーを誇るグラスです。