2024年に創業130年を迎える<深川製磁>受け継がれる職人の技術

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深川製磁/フカガワセイジ>は、明治27年創業の有田焼の窯元です。明治33年に開催されたパリ万国博覧会では金賞を受賞しました。すべての作品づくりは、明治から脈々と伝統を継承し続けているとても小さな工房で行われています。創業以来変わることのない精巧な手作業の工程と職人たちの技巧は、今なお世界中の陶磁器愛好家垂涎の作品を生み出し続けています。

2024年1月23日で創業130年を迎える<深川製磁>より、食卓を華やかに彩る美しい器の新作商品や、人気の定番シリーズをご紹介いたします。

古今東西、変わらぬ魅力『飾皿』

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およそ350年前からオランダ東インドの会社の貿易を通じ欧州に運ばれた古伊万里。時代を超えて生活スタイルが変わった現代でも国内外を問わず多くの人々を魅了し続けています。古伊万里のデザインは、1枚でも存在感を感じ、モダンなインテリアアイテムとしても活躍します。吉祥柄なのでお祝い事で重宝される一方、海外の手土産でも喜ばれます。

ロマンを感じる里帰り古伊万里『WAN・SARA』

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カップソーサーとしてはもちろん、セパレートすることや、持ち手がないことでさまざまな用途でお楽しみいただけます。古典的な吉祥文様でありながら現代のライフスタイルにも合う色使いは上品で、煌びやかなデザインです。

洗練された深川様式の意匠『絢爛草花絵』

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深川様式として独自の商品を生み出してきた「染付」と「赤絵」。それぞれの職人のコンビネーションで創り上げる「染錦手法」。洗練された深川様式の意匠として初代忠次が明治期から好んで描いていました。中国清朝赤絵のデザインを明治期に深川 忠次が官窯として製作した「絢爛草花絵」をリファイン。シノワズリの世界観がただよい、明治期の絵柄でありながら、品のある桃色を中心に、牡丹・菊・朝顔・なでしこなどが華やかで鮮やかな色づかいで描かれています。

『寿赤絵』

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白磁に遊ぶ丸紋に吉祥文様の四君子「蘭・竹・菊・梅」を丹念に描き、幸の永続を意味する「西海波」の赤絵付けをほどこしました。お祝いのお品やお膳にふさわしい華やかでモダンなデザインが特長です。

『TEWAZA』

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絵付け職人が調合した独自の色彩と、丸みを帯びたフォルムがモダンなポットとカップのシリーズ。ポットの注ぎ口には湯切れを良くする特別な工夫をほどこし、職人の手彫りによる磁器の茶こしを備えるなど機能美を追求しました。

迎春におすすめ『縁起の器』

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一年の始まりを祝うお正月。大切なご家族と祝う迎春の食卓に、古来より大切に描かれている縁起の良いデザインが描かれ、新年の門出を祝う日にはぴったりです。ハレの日はもちろん、ご自宅で普段の食卓でもご使用いただけます。

「辰」富士に五爪龍『縁起皿』

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    「辰」富士に五爪龍(ごそうりゅう)縁起皿(皿立付) 7,150円 商品を見る

<深川製磁>の干支皿は、昭和初期1930年頃から毎年安寧を願い制作してまいりました。
本年の干支皿は、中国の皇帝だけに使用を許された五爪の龍をモチーフに、古くから「おめでたいしるし」として知られている四君子を釉上に描き吉祥づくしで制作しております。フカガワブルーと呼ばれる染付で富士山を描いているところが魅力です。

新年を華やかに彩る 深川製磁 New collection

□2023年12月6日(水)~12月12日(火)
□伊勢丹新宿店 本館5階 キッチンダイニング/アーティストピース

深川製磁は、2024年に130周年を迎えます。新年を迎えるにあたり食卓を華やかに彩る美しい器や、干支の「辰」にちなんだ龍の絵柄の工芸作品、新作の古伊万里ヌーボー、絢爛草花絵シリーズを中心に深川製磁の世界をご紹介いたします。