【バレンタインデーガイド】起源から日本のチョコ文化、ギフトまでまるわかり!

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バレンタインデーの起源、日本のチョコ文化の広がり、各国の過ごし方、人気のギフトまでの丸ごとガイド。

チョコレートを贈る習慣のはじまり。毎年2月14日はバレンタインデー

日本では、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣がありますが、近年では自分用の購入や友だち同士での交換も定番化しているようです。
総務省統計局のレポートによると、2月14日に女性から男性へチョコレートを贈る風習が主流になったのは、昭和40年代後半から50年代と言われています。2022年のチョコレートの支出額では2月が年間の20%近くを占めることから、今なおバレンタイン市場が盛んなことがうかがえます。
しかし最近では、バレンタインデーの捉え方に変化も見られているようなので、これからバレンタインデーを楽しんでいただきたい皆さまに、知っておいてほしい情報をつめこんでお届けします。

バレンタインデーの起源

バレンタインデーの起源イメージ画像

諸説ありますが、バレンタインデーは、紀元後3世紀のローマ帝国時代に由来し、キリスト教の聖バレンタインの祝日として広まったとされています。彼はローマ皇帝の強兵策の一つとして兵士たちの結婚が禁じられた時代に、カップルたちを密かに結婚させていたとされています。このため皇帝の怒りを買い、ついに処刑されてしまいます。この殉教の日が2月14日で、バレンタイン司祭は聖バレンタインとして敬われるようになり、この日をローマカトリック教会では祭日としているそうです。

中世ヨーロッパのバレンタインデーは恋愛や結婚の祝日として広まりました。14世紀からは、贈り物や詩を交換する風習が始まり、やがて世界中に広まりました。現代のバレンタインデーは、特に西洋文化において恋人同士が愛情や感謝を示す日として祝われています。カードやチョコレート、花などの贈り物が交換されることが一般的です。

バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣の発祥

バレンタインにチョコレートイメージ画像

今では、バレンタインにチョコレートを贈る習慣が定着していますが、そのはじまりは、1950年代に入ってからといわれています。お菓子メーカーの社員が「パリではバレンタインデーに花やカード、チョコレートを贈りあう風習がある」と知ったことをきっかけに、1958年2月に都内百貨店でバレンタインフェアを行いました。
しかしながら、日本ではバレンタインデーの認知がなかったこともあり、当時の売上は芳しくありませんでした。

海外ではどのようにバレンタインデーを祝う?

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バレンタインデーは、世界中で愛を祝う日として知られていますが、国によってその風習や習慣は大きく異なります。海外ではどのようなバレンタインデーが過ごされているのでしょうか。今回は、いくつかの国のバレンタインデー事情をご紹介します。

アメリカ:

アメリカのバレンタインデーは恋人だけでなく、愛する家族や友人にも感謝の気持ちを伝える日として広く祝われます。チョコレートはもちろん、花束・カード・ジュエリーなどのプレゼントアイテムが贈られます。男女ともにお互いにプレゼントを贈り合うことが一般的で、学校では友チョコ交換も行われます。

フランス:

フランスは「愛の国」と呼ばれるだけあり、バレンタインデーは特にロマンチックな一日として過ごされています。レストランでのディナーや、特別なプレゼントを用意して、恋人との時間を満喫します。男性からは愛の象徴として赤いバラを女性へ贈ることが多いようです。

イギリス:

イギリスもフランスと同様、バレンタインデーは主に恋人達が愛を伝え合うという習慣で、どちらかというと男性から女性へ贈り物をすることの方が多いようです。チョコレートに限らず、お花やワイン、シャンパンなどの贈り物にカードを添えるのが一般的です。

イタリア:

イタリアでは、バレンタインデーを「恋人たちの聖バレンタインの日」と呼び、恋人同士で特別な時間を過ごす日として、男性が女性に赤いバラの花を贈るというのが定番のようです。

一度は海外のバレンタインデーを体験して、日本との違いを感じるのも面白そうですね。

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バレンタインデーの概念の変化

日本では従来、女性から男性へチョコレートを贈るというイメージが強かったバレンタインデーですが、近年では男性から女性へ、あるいは友人同士で贈り合うなど、男女の役割にとらわれない贈り物の形が増えています。恋人だけでなく、家族や友人、お世話になった人へ感謝の気持ちを伝える日として、その意味合いが大きく広がっています。

また、ジェンダーの視点から、会社の中で義理チョコを贈ることを控えるような動きも見られています。今後もさらにこれまでの日本のバレンタインの風習が変化していくことが予想されます。より多様で自由な表現の場として、個人の価値観を尊重しながら、誰もが心地よく過ごせるようなイベントへと進化していくでしょう。

バレンタインデーのプレゼント事情

バレンタインデーのプレゼントといえば、チョコレートが定番でしたが、近年では個人の価値観や相手の好みを重視した、よりパーソナライズされた贈り物へとシフトしています。

手作りギフトの増加

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市販のチョコレートだけでなく、手作りクッキーやケーキ、お菓子などが人気を集めています。愛情のこもった手作りの贈り物は、より心に響き、特別な思いを伝えることができます。

体験型ギフトへの注目

モノだけでなく、一緒に過ごす時間や思い出をプレゼントする体験型ギフトが注目されています。例えば、レストランでのディナー、コンサートチケット、旅行など、二人にとって忘れられない一日を演出できます。

サステナブルなギフトへの関心

環境への配慮から、オーガニック素材で作られたチョコレートや、リサイクル可能なパッケージに入ったギフトを選ぶ人が増えています。

オンリーワンギフトの台頭

大量生産された既製品ではなく、一点もののハンドメイドアクセサリーや、相手のためだけのオリジナルグッズなど、個性が光るギフトが人気です。

プレゼントのラッピング

プレゼントのラッピングイメージ画像

美しくギフトラッピングをすれば、プレゼントの印象をグッと上げることができます。ハンドメイド感を大切にしたい場合には、手作りラッピングをおすすめします。リボンや紐を使い、簡単でおしゃれなアレンジが可能です。例えば、ギフトの上部にリボンをクロスして配置し、バレンタインらしいハート形を作る方法があります。
また、透明な袋を利用した、中身のお菓子やプレゼントが見えるデザインも人気です。透明な袋に、手作りチョコレートやクッキーを入れ、リボンやシールで装飾することで、可愛らしく仕上げることができます。

そして、包装紙や紙袋もハンドメイド感を出すことができるアイテムです。例えば、シンプルな紙袋にハンドメイドのカードを添え、メッセージを書いたり、イラストやスタンプを押したりすると、オリジナルな雰囲気が演出できます。

自分でラッピングするのはちょっと大変、という方やラッピングしてもらっている時間がない、という方はオンラインストアでのご購入もおすすめ。

三越伊勢丹オンラインストアでは包装の指定、およびリボン・のしなどの用途は選べませんが、ブランドごとのパッケージ包装でお届けしています。ブランドの個性やこだわりがぎゅっとつまったパッケージ、パティシエ自らデザインしているおしゃれな箱などさまざま。たくさんのブランドの中から、お気に入りのデザインのパッケージや箱を見つけてみてください。