あ行
内祝い(うちいわい)
本来、「自祝い」という意味で、自分の家でおめでたいことがあったときにお世話になった人に贈り物をして、その喜びを分かち合うというものでした。現代では、周囲からいただいたお祝いに対する「お返し」として内祝いで贈ることが多くなりました。
か行
寒中御伺(かんちゅうおうかがい)
季節のご挨拶の表書きです。年が明けて松の内(1月7日、関西は1月15日)が過ぎてから2月の立春の前日までは、この表書きで贈ります。
寄贈(きぞう)
公的な贈り物の表書きです。会社や団体などに、あるいは団体から団体(学校など)へ品物を贈るときに使います。大きなものを贈るときには、目録を用意し、こうした表書きにします。
こころばかり
一般的な贈り物の表書きです。「わずかなものですが、お受け取りください」という気持ちを込めて、ささやかな贈り物のときに使います。中元・歳暮などの季節のごあいさつ代わりにも使われます。
御神饌料(ごしんせんりょう)
神に供える神饌のかわりの金子包みに使用する表書きです。神饌とは神に供える米・餅・魚介・海藻・野菜・果物・菓子・塩・水・酒などをいいます。
さ行
進物盆(しんもつぼん)
冠婚葬祭などで使用する黒塗りのお盆です。金封や品物などを渡すときに必要なもので、慶弔両用で使われます。広蓋(ひろぶた)や祝儀盆(切手盆)などがあり、贈答品に高さがある場合は広蓋、金封のような薄いものの場合には祝儀盆を用いるのが一般的です。
贈(ぞう)
公的な贈り物の表書きです。会社や団体などに、あるいは団体から団体(学校など)へ品物を贈るときに使います。大きなものを贈るときには、目録を用意し、こうした表書きにします。
贈呈(ぞうてい)
公的な贈り物の表書きです。会社や団体などに、あるいは団体から団体(学校など)へ品物を贈るときに使います。大きなものを贈るときには、目録を用意し、こうした表書きにします。
な行
のし
祝儀袋やのし紙などの右上にある飾りのことです。そのルーツは「のしあわび」にあります。現在では、印刷され略式になっていますが、中央に描かれた黄色い部分が、かつてののしあわびの名残です。
のし紙(のしがみ)
奉書紙にのしと水引とを印刷したもので、“のしのあるかけ紙”をのし紙と呼んでいます。、一般贈答や慶事に使われます。お見舞いや弔事などの際はのしがなく、水引だけが印刷された「かけ紙」を使います。
は行
ふくさ(袱紗)
結婚式でのご祝儀や、お葬式での御香典などの金封を包むために使われます。「贈答品を塵から守り、傷まないようにしてお贈りする」という意味があります。形は包みふくさ(風呂敷タイプ)、金封ふくさ(2つ折りタイプ)などがあります。
ま行
松の葉(まつのは)
一般的な贈り物の表書きです。松の葉にかくれるくらいの、こころばかりの品あるいは金額という意味です。地域によっては引出物のひとつに使われます。