
産前・産後で大きく変化するママのボディラインやお肌。マタニティ期の体の負担を軽く健やかに、ママの“きれい”をキープしましょう。マタニティ時期のお悩みに寄り添うプロフェッショナルに、インナー&スキンケアアイテムの正しい理解と選び方を聞きました。
目次
【産前】マタニティインナーの選び方
■妊娠5カ月頃のママの「からだ」
バストの変化
ボリュームがおよそ1カップ以上増量。乳腺が発達しバストが重みで引き下げられ、下垂しやすくなる時期です。
おなかの変化
おなかの中の赤ちゃんの動きがわかるようになる時期。おなかが大きくなりはじめ前に突き出すように。妊娠線が生じることも。
妊娠5カ月の御祝い行事「帯祝い」とは?
安定期に突入する妊娠5カ月頃の「戌(いぬ)の日」に「岩田帯」という腹帯を巻いて、赤ちゃんの健やかな成長と安産を祈願する行事です。現在は腹帯(妊婦帯)もバラエティ豊かに、パンツタイプ、腹巻きタイプ、ガードルタイプなどライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
この頃にお腹の変化もではじめるので、腹帯(妊婦帯)を準備しましょう。
新宿店本館6階=ワコールマタニティでは、帯祝い用のラッピングも承っております。
妊娠5カ月を迎える方への贈り物としても喜ばれています。
■妊娠8カ月頃のママの「からだ」
バストの変化
ボリュームは2カップ近く増量し、ますますバストが重く大きく。張りも強くなり、乳頭は敏感な状態に。
おなかの変化
赤ちゃんがますます大きくなり、内臓を押し上げるように。おなかの重みで反り身になり、腰に負担がかかる時期。お腹と腰が冷えすぎないようにすることも大切です。
また、妊娠8カ月のヒップサイズは産後1カ月頃の目安です。このタイミングで採寸し、産後用のアイテムを準備しておくと良いでしょう。
■産前におすすめマタニティインナー
・ブラジャー……バストの変化に対応しやさしく支え、授乳期まで使える産前・産後兼用ブラジャーがおすすめ。
・ショーツ……お腹をしめつけたり、押さえつけないよう、おなか部分がよく伸びるものを。浅ばき、深ばきタイプがあります。
・腹帯・妊婦帯……お腹の重みを支えて負担のかかる腰をサポートします。
・骨盤ベルト……負担のかかる腰をサポート。産前産後兼用で使えるタイプがあります。
入院・出産準備アイテム
入院・産後のアイテムは妊娠8カ月ごろまでに用意しておきましょう。
アイテムが揃ったら、いつ陣痛がきてもいいようにバッグにまとめておくと安心です。
■入院・出産時に必要なアイテム (※産院によって持ち物が異なりますのでご確認ください)
・産褥(さんじょく)ブラジャー……大きくなったバストをやさしく支え、授乳もスムーズに行えます。
・産褥(さんじょく)ショーツ……悪露やおりものの多い時期に適したショーツ。
・マタニティパジャマ・ナイティ……赤ちゃんとの写真撮影のためにもお気に入りのパジャマを。
・骨盤ベルト……出産後の骨盤をサポートします。産後の骨盤の戻りをサポートします。
【産後】マタニティインナーの選び方
■産後1カ月頃のママの「からだ」
バストの変化
乳腺の活動が活発になり、バストはますます重く。授乳前後で張りやボリュームに差が出るため、下垂しやすい状態に。
おなかの変化
子宮が収縮し、内臓や開きぎみの骨盤、腹直筋が元に戻り始めます。下腹部には、妊娠中についた皮下脂肪が残った状態です。
■産後におすすめのマタニティインナー
・授乳用ブラジャー……授乳しやすく、きれいなバストラインをつくれるものを。
・産後用ガードル……お腹周りをスッキリ見せて、ボディラインを整えましょう。産後の骨盤をサポートするものもあります。
ハリと潤いをキープ!スキンケアアイテムの選び方
■マタニティ期間のママの「お肌」
10カ月という短期間で急激にお腹が大きくなり、妊娠中は体の水分が羊水やお腹の赤ちゃんに優先的に使われるため、肌がいつも以上に乾燥しやすく敏感に。おしりや二の腕、太ももの内側やバストも乾燥するため、早めの時期からしっかり対策をしましょう。
■アイテム選びのポイント
妊娠中の体の変化を考え皮膚のやわらかさのケアも考慮されているアイテムを選ぶことをおすすめします。効果的に使うためにも、成分を確認することが重要。刺激成分が少なく毎日使えるものを選びましょう。
つわりの時期には香りにも敏感になるので、香りの有無や強さも確認を。心地よい香りならケアの時間がリラックスタイムになります。テクスチャーや香りを店頭で試してから選ぶとよいです。
スキンケアアイテムにはクリームタイプとオイルタイプの2種類があります。
どちらも質感や香りが違うためお好みで選ばれます。併用するお客様もいらっしゃいます。
スキンケア①クリームタイプの特長
クリームは水分と油分がバランスよく配合されており、1本で肌のうるおい補給ができます。オイルに比べると香りが気になりにくいといわれています。保水力に優れている成分として知られるヒアルロン酸や肌を健やかに導くコラーゲン、高保湿のセラミドとエラスチンが成分に含まれたものがおすすめです
スキンケア②オイルタイプの特長
オイルは油分による高い保護効果が得られます。乾燥が気になる季節やしっかり保護したい時にはオイルをお使いください。オイルだけでは水分補給ができないため、ローションで水分を与えるか、お風呂上りに水分が少し残った状態でつけるのがおすすめです。植物の種子や核から抽出された天然由来の植物油が使われているものには、ビタミンAやEが豊富に含まれ肌を柔軟にします。
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