アマハガン【三越伊勢丹限定商品】
ウイスキーの愉しみ方を静谷氏が語る

アマハガン【三越伊勢丹限定商品】ウイスキーの愉しみ方を静谷氏が語るのメインビジュアル

2024年 お中元の承りは終了いたしました。
2024年 お歳暮をお楽しみに。

史上最年少で「マスター・オブ・ウイスキー」の称号を獲得した静谷 和典氏と、日本最小規模の蒸溜所<長濱蒸溜所>、そして三越伊勢丹のトリプルコラボレーションで生み出す限定のオリジナルウイスキー。2022年夏に発売した第一弾につづき、待望の第二弾「アマハガン ワールドブレンデッド エディションNo.3.7 タルト・オー・フリュイ」が、2023年お歳暮ギフトでリリースされました。ブレンドに込めた想いや、気になる味わい、おすすめの楽しみ方について、発売当時静谷氏と三越伊勢丹のギフト(お酒)担当バイヤーの谷口が語った記事を、2024年お中元商品とともに、再度ご紹介いたします。

入門編のハイボールの次は、フードペアリングを提案したい

谷口:2022年夏に発売した「ワールドブレンデッド エディションNo.3.6フラワーブーケ ミズナラウッドフィニッシュ」が大変好評だったことを受けて、ウイスキーの楽しみをもう一歩進めるようなご提案ができないかを静谷さんにご相談したんですよね。

静谷:そうですね、前回の「フラワーブーケ」はウイスキーの入門編ということで、ハイボールに特化した味わいをめざしました。それが好評だったこともあり、より多くの人にウイスキーを楽しんでいただくきっかけがつくれたのではないかと思います。ハイボールの次のステップとして、ロック・ストレートへと進んでいくとき、やはりフードペアリングを楽しむというのがひとつの醍醐味。今回はそのご提案をしたいと考えました。

静谷和典氏と谷口賢一バイヤーの画像
左:静谷 和典氏、右:谷口 賢一バイヤー

谷口:さまざまなブレンドを試すなかで生まれたのが、「フルーツタルト」というコンセプトでしたね。

静谷:今回は、赤ワイン樽・白ワイン樽・シェリー樽で熟成した原酒をブレンドすることで、フルーツの要素をふんだんに盛り込んでいます。そこに、バターやクッキーを彷彿させる長期熟成のグレーンや、ちょっとスモーキーな原酒を加えることで、焼きたてのタルト生地のようなニュアンスも生まれた。これはまさしく「フルーツタルト」だ、ということで「タルト・オー・フリュイ」というネーミングに決まりました。

  • <長濱蒸溜所> アマハガン ワールドブレンデッド エディションNo.3.7 タルト・オー・フリュイの画像

    滋賀<長濱蒸溜所>
    アマハガン ワールドブレンデッド エディションNo.3.7 タルト・オー・フリュイ 11,000円

はじめは香ばしいタルト感。時間をかけることで徐々に濃縮したフルーツ感へ

谷口:そうでしたね。ストレートでテイスティングするとタルトの香ばしさを感じ、少し水を加えるとフレッシュなフルーツを感じる味わいに変化する。あれは驚きの体験でした。せっかくなので、今日もテイスティングしていきましょう。

テイスティングの様子

静谷:やはりはじめはタルト感を感じ、時間をかけ、空気に触れさせることで徐々に濃縮したフルーツに変わっていきますね。時間経過によっていろいろな風味が楽しめます。少し水を加えてみると、さらにもぎたてのフレッシュな果実味が出てきます。

谷口:いい意味でいくらでも飲めるというか、47度の度数を感じさせないですね。私はウイスキーの一つの飲み方として、食前に楽しむのが好きなんです。ストレートの状態に、家庭用の製氷機でできる氷をひとつだけ浮かせる。そうすると、ウイスキー自体は冷えるんですが、あまり薄くはなりませんよね。その状態のものを少しずつ舐めるように味わうことで、ビールのようにお腹がふくれることなく、食欲だけが増進される。ハイボールの次のステップとしておすすめしています。

静谷:それはウイスキーの新しい飲み方としてぜひ広めていただきたいですね。ハイボールの次のステップという意味では、フロートスタイルもおすすめです。ロックグラスに氷と水を入れて、その上にウイスキーを浮かせて層にして飲む飲み方。上の部分だけ飲むとウイスキー本来の味わいが楽しめますし、少し強いなと感じたら混ぜていただければ水割りに。水を炭酸にしてもOKです。今回の「タルト・オー・フリュイ」は、水や炭酸で割るともぎたてのフルーツのようなみずみずしい印象。ロックやストレートで飲むと煮詰めた果実のような味わいと、飲むスタイルでいろいろな表情を楽しむことができます。

  • ウイスキーの一つの飲み方イメージ画像

    水とウイスキーの量は1:1 (お好みで調整)。氷を入れたグラスに水を入れ、そのあと氷を伝わせるようにゆっくりとウイスキーを注げば、水と混ざらずきれいな層が生まれます。氷は市販されているかち割り氷でOK。
  • ハイボール出来上がり画像

谷口:フードペアリングとしてはいかがでしょう?

静谷:飲み方によって合わせるものが少し変わってくるのがポイントですね。ハイボールでしたらフルーツそのものと合わせてみずみずしさを満喫するのがおすすめ。ロックならクッキーやタルト、マカロンのようなものと相性がいいです。ストレートなら、さらにやわらかい食感のチョコレートなどと合わせたいです。

谷口:ハイボールならフレッシュなフルーツ、ロックやストレートなら熟れた果実味と合わせる。なるほど、徐々に煮詰まっていく感じですね。

静谷:フルーツの要素だけでなく、少し塩気を感じるバターやトーストのようなニュアンスも感じられるので、多くのペアリングが楽しめる構成になっています。三越伊勢丹はお中元のラインナップが豊富なので、合いそうなものがたくさんありますよ。

フードペアリングを話す静谷氏と谷口バイヤーの様子

三越伊勢丹のお中元・夏の贈り物から選んだ、静谷さんおすすめのペアリングはこちら!

ウイスキーのコンセプトにもぴったりなスイーツ

「タルト・オー・フリュイ」のテーマそのもの。タルト生地は長期熟成のグレーンに近しいバターやナッツのような風味がありますし、ドライフルーツやナッツも入っていてぴったりです。

  • <セバスチャン・ブイエ>タルレット16個入の画像

    <セバスチャン・ブイエ>タルレット16個 5,724円

    フランスに本店を構える<セバスチャン・ブイエ>がお届けする、多彩なタルトレット。タルト生地にマドレーヌやフィナンシェなどを入れ、さまざまな素材を華やかに重ねました。

ウイスキーに合う食感とバリエーションが◎

さまざまな原酒を使用した「タルト・オー・フリュイ」と、さまざまなフレーバーのマカロンは通ずるところあり。フルーツ系でもチョコレート系でも、それぞれの相乗効果が楽しめます。やわらかい食感のマカロンは、ストレートの飲み方とも好相性。

  • <ダロワイヨ> 季節のマカロン入り詰合せの画像

    <ダロワイヨ>季節のマカロン入り詰合せ 3,240円

    外側はカリっと、中はやわらかく、香り豊かでとろけるようなマカロン。季節の味を取り入れた<ダロワイヨ>のスペシャリテです。

「シャインマスカット加水」という新提案

シャインマスカットを口に含んで軽く噛んでからウイスキーを流し込んでみてください。ウイスキーに常温の水を加えて飲むことを「加水」と言いますが、これはさながら「シャインマスカット加水」。ちょっと贅沢な楽しみ方です。

  • 岡山 シャインマスカット&ニューピオーネの画像

    岡山 シャインマスカット&ニューピオーネ 12,960円

    パリッとした噛み心地の薄い皮からあふれる果汁、ほどよいバランスの甘さと酸味が人気の「シャインマスカット」。大粒の実に凝縮された爽やかな芳香と、黒ぶどう特有の豊かな甘さが魅力の「ニューピオーネ」とセットでお届けいたします。※最適な時期に収穫しお届けします。

ちょっと攻めたペアリング「うなぎ」

これまでスイーツやフルーツとのペアリングを選んできましたが、意外と合うのがうなぎ。食感もやわらかいですし、蒲焼のタレによく合います。

  • 浜名湖産 うなぎ長蒲焼の画像

    浜名湖産 うなぎ長蒲焼 12,960円

    静岡県浜名湖産の鰻を、白焼き後に柔らかく蒸し上げ、ふっくらと関東風に焼きあげました。たれつけと焼きを繰り返し、香ばしくたれの染み込んだ仕上がりです。

高度なブレンドのテクニックで、世界に発信するウイスキーづくりを

谷口:さまざまな食べ物とペアリングが楽しめるのは、「タルト・オー・フリュイ」の大きな特徴ですね。第一弾につづいて静谷さんの力をお借りしたブレンドの挑戦ですが、いろいろなワイン樽のウイスキーをブレンドするのは非常にむずかしいこと。ともするとバラバラになってしまいがちな味わいを、高い次元で融合させるには非常に高いブレンド技術が必要です。実は私、この三越伊勢丹オリジナルウイスキーの取り組みでロイヤルサルートをめざしているんです。ロイヤルサルートは、多数のウイスキー原酒を秘蔵のレシピで高度にブレンドした、ひとつの芸術作品。静谷さんのテクニックと、お客さまの求める味わいを融合して、ロイヤルサルートを超える商品をつくるというのが私の隠れた夢でもあります。日本が世界に誇るウイスキーを発信したいですね。

静谷:ぜひ挑戦してみたいですね。まずはこちらの「タルト・オー・フリュイ」で、ウイスキーの楽しみをさらに広げていただけたらうれしいです。

【番外編】静谷さんが気になったお中元ギフトはこれ!

個人的にほしいと思ったのはこの蟹缶。すごく美味しそうですし、誰に贈っても喜んでもらえると思います!

  • 三越 たらばがに缶詰の画像

    三越 たらばがに缶詰 16,200円

    その堂々たる姿と味のよさで「キングオブクラブ」と称されるたらばがに。上段に「一番脚肉」を中心とした脚肉を、下段に肩肉や脚肉、爪肉などの固形肉とほぐし肉を入れて、丁寧に手作業で仕上げました。

お話を伺った方

静谷 和典氏プロフィール画像
静谷 和典
株式会社ロイヤルマイル代表取締役
新宿三丁目「BAR LIVET」、「Shinjuku Whisky Salon」オーナーバーテンダー。1985年栃木県生まれ。高校時代は競歩の国体選手として活躍。大学卒業後、アパレル業界を経てバーテンダーに。28歳の若さで新宿にバーをオープンし、2019年には日本にたった10人しかいない(2022年時点)ウイスキーの最難関資格である「マスター・オブ・ウイスキー」を史上最年少で取得。ウイスキー検定3階級全国1位、長和町ブラインドテイスティング大会2年連続優勝、カクテルコンペティションでは日本チャンピオンに輝くなどその受賞歴は数えきれない。雑誌『Whisky Galore』のテイスターとしても活躍し、現在はSNSでも話題沸騰中のジャパニーズハンドメイドグラスの「咲グラス」や「蕾グラス」も監修。各種SNSの総フォロワー数は68万人以上とバーテンダー日本一のフォロワー数を有する。日々ウイスキーやカクテルについて第一線で発信中。

「静谷さんが経営するBAR LIVETが、2024年2月21日に10周年を迎えた事を祝し、担当バイヤーの谷口の発案でボトルに印字をしました。」
谷口 賢一バイヤーの画像
谷口 賢一
食品レストラングループ酒ギフト担当バイヤー
大学時代の週6のバーテンダー経験によるお酒と接客の知識を活かしたいと1993年に三越に入社。ボルドーワインコンクールに審査員として参加するなどお酒に関しては博学で、自他ともに認める三越伊勢丹きってのお酒好きバイヤー。あまりに話し好きなため、接客したお客さまが乗りたい電車を逃してしまったなどエピソードは尽きない。新しいお酒を巡る出張をこよなく愛している。
今回の取材場所
BAR 新宿ウイスキーサロンの店内画像

Shinjuku Whisky Salon/BAR 新宿ウイスキーサロン
東京都新宿区新宿3-12-1 佐藤ビル3F
電話 03-3353-5888
営業時間 午後6時から
※状況に応じて営業時間は変更になります。

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