三越350周年|三越のお客さまのためのアイテムも登場する<クレプリ ツモリチサト>のポップアップ

三越の創業350周年を記念して、日本橋三越本店ではさまざまな特別企画が開催されていますが、今回の<crêperie tsumori chisato/クレプリ ツモリチサト>のポップアップもそのひとつです。デザイナーの津森 千里さんが手がける懐かしさも新さも感じさせるブランドで、古くから伝わる特殊な「クレープ加工」をポップな色彩で現代の日常着に仕上げています。今回は三越のためにキャッチーかつハイクオリティなスペシャルアイテムも手がけてくれました。
<クレプリ ツモリチサト>POP UP
□2023年10月4日(水)~10月10日(火)
□日本橋三越本店 本館2階 イベントスペース
※諸般の事情により、営業日・営業時間、予定しておりましたイベントなどが変更・中止になる場合がございます。必ず事前にホームページを確認してからご来店ください。
日本のモノづくりを大切にしたい気持ちがこもったポップアップ
創業350周年を機に日本のファッション文化を築き上げてきたブランドをあらためてフォーカスしたいと考えていた日本橋三越本店にとって<クレプリ ツモリチサト>は、オファーしたいブランドのひとつでした。<クレプリ ツモリチサト>は、生産のすべての工程を日本国内の職人のこだわりで繋いでいます。特殊な染め加工は、長く丁寧に伝承されてきた日本のアパレル技術だからこそできうるクオリティ。三越とデザイナー津森 千里さんの「日本のモノづくりを大切にしていきたい」という気持ちが一致したポップアップです。
三越らしさを落とし込んだ3種類のスペシャルアイテム
今回のために<クレプリ ツモリチサト>が特別に用意してくれたアイテムがあります。ひとつはデザイナーの津森 千里さんが描きおろしたライオンをプリントしたブルゾン・プルオーバー・トートバッグです。三越350周年のロゴマークのライオンは左を向いていますが、描きおろしはあえて右向きに。左向きと右向きでまるで見つめ合うかのようなライオンですが、そこは津森さんのちょっとした遊び心かもしれません。すべて黒と白の2色です。
もうひとつは日本橋三越本店のエントランスにかかっている藍染の暖簾とも繋がりを感じる、インディゴ染のファッションアイテム。今回のポップアップで初お目見えします。染めを担当したのは東京にわずかしか残っていない工房のひとつである内田染工場。世界的にも活躍する多くの日本人デザイナーも信頼を寄せる工場です。一枚一枚を手染めで何度も染めを繰り返しているため、同じアイテムであっても色の濃淡が微妙に異なり、表情の味わい深さが魅力です。インディゴシリーズから贅沢なフリルデザイン3型を、三越350周年記念アイテムとして販売いたします。
カジュアルファッションに宿る日本の高度な職人技
横糸に撚りをかけてひねることで生まれる縦筋の凹凸が特徴のクレープ生地。その凹凸は製品染めの段階で生成するという織りと縫いと染めのそれぞれに職人技があってこその独特の風合いと着心地を実現。丁寧かつ特殊な作り方だからこそできうる天然繊維である綿100%の表情豊かな服、それが<クレプリ ツモリチサト>です。伸縮性に優れたカジュアルアイテムのようで、実は日本の伝統的で高度な職人技が宿っています。そんな日本人デザイナーらしいモノづくりに触れてほしいというのが、日本橋三越本店が今回のポップアップに込めた想いです。