“その包丁、大丈夫?”11/8は「いい刃」の日
ナイフにも健康診断を!

ご存じでしょうか?11月8日は「いい刃(は)の日」です。
突然ですが、ご自宅にある包丁の「刃」は健康で“いい刃”でしょうか?
人間には健康診断が、車には車検が、靴や鞄にはメンテナンスがあるように、包丁にもチェックとお手入れが大切です。切れ味が落ちていないか、刃こぼれしていないか、手の疲れがないか、もし少しでも違和感を覚えたら一度チェックしてみましょう!
今回、簡単なテストを<ZWILLING/ツヴィリング>社のナイフのプロに教えてもらいました。包丁を買ったばかりの方、メンテナンスしたばかりの方も、「いい刃」のチェックをしてみてください!
ご家庭でできる!「簡単」ナイフの切れ味チェック
早速お手持ちの包丁の切れ味チェックをしてみましょう。
どこのご家庭にでもあるものを使ったテスト方法を2つご案内しますので、トライしてみてください。
※詳しいやり方は動画をチェック!
1.トマトと2.コピー用紙のテストをしてみて、どちらも問題なくできた場合、ナイフの刃は健康そのもの!
1.か2.のどちらかでちょっとでもつまづきを感じた場合には黄色信号。知らず知らずの間に、刃が衰えてきているサインです。
そもそもナイフの刃は使えば使うほど切れなくなっていくもの。どんな包丁も使用回数に応じて、切れ味は落ちていくのですが、一日の変化は微々たるものなので、毎日使っていると気が付きにくいのです。
「切れないな」と感じた時には、かなり摩耗した状態になってしまっているかも。切れないナイフは余計な力を入れて切ろうとすることでケガにつながるだけでなく、食材を潰しながら切るためお料理の見た目や味にも影響してきます。やはりナイフにとって切れ味というのはとても重要なんです。
切れないナイフのレスキュー方法
もしナイフの摩耗に気づいたら?
そう「治療」してあげればいいのです。
これにはレベル別で3つの方法があります。ナイフのプロがおすすめするステップから、最適なレスキュー法を見つけてみてください。
1. シャープナーで簡易レスキュー
「使用時には不便を感じていなかったのにテストをしたら違和感があった」という場合や「時間がない。今すぐ回復させたい」という場合におすすめなのが、シャープナーを使ったお手入れ方法です。包丁メンテナンスの初心者でもすぐ使える簡単な操作方法と、何より素早く手軽に切れ味が蘇る点が特長。
使用するのは「ツヴィリング シャープ プラス」
シャープナーのハンドルを握って、スリットにまっすぐ包丁を下ろし、自分の方へゆっくりとスライドさせるだけで、切れ味を蘇らせることができます。スリットは荒砥用と仕上げ砥用があるので、切れ味の低下が著しい場合には荒砥を数回通してから仕上げ研ぎ側を数回通してください。程度によっては仕上げ砥側だけでも十分です。
但し、シャープナーはあくまでも「簡易レスキュー」である点が要注意ポイント。シャープナーには刃先をシャープにするローラー型の砥石がついていますが、簡易シャープナーのため持続性の面で限定的。繰り返し使い続けると、シャープナーでは切れ味を戻せなくなります。使用頻度が増えて来たと感じたら、次のステップのお手入れへと進みましょう。
2. 砥石でしっかりレスキュー
摩耗し、丸まってしまった刃先を立てる(とがらせる)ことや、ごく小さな刃欠けを修正する場合には、砥石が有効です。包丁に定期的に必要な基本のメンテナンスと言えばやはり「砥石で研ぐこと」となります。「ツインストンプロ 両面砥石」は荒砥と仕上げ研ぎの面に分かれていて、日常の研ぎ直しからプロの切れ味まで対応可能。砥石のケース裏面にはラバーがついていて、収納はもちろんケースをそのまま研ぎ台として使用できます。
使用するのは「ツインストンプロ 両面砥石」
使い方
- 平坦で安定したテーブルなどの上に置く。
- 少量の水を砥石の表面にかける。
- 包丁を砥石に対して45°の角度におき、刃先を手前に向け、刃先全体を使うように大きく動かしながら研ぐ。
- 包丁を裏返して、砥石の奥側に一定の角度を保ちながら研ぐ。
砥石で研ぐことが有効であることは皆さまご存知だと思いますが、包丁を研いだ経験がないと、なんとなく怖いと感じたり、難しく感じたりするかもしれません。そんな方にぜひおすすめしたいのが3番目の方法です。
また、Twin Cermax(ツイン セルマックス)のような高硬度な包丁をお持ちの方についても、3番目の方法でのお手入れがおすすめです。
3. 研ぎ直しサービスで完全レスキュー
「大きく刃が欠けてしまった」「砥石は使えず、ついにシャープナーでも研げなくなってしまった」「新品同様に刃付けをしてほしい」そんな時には<ツヴィリング>の研ぎ直しサービスを。刃物の街「岐阜県関市」にある自社工場にて、職人の手で一本一本丁寧に刃をよみがえらせるサービスを行っています。こちらを利用していただくと、包丁は新品同様の切れ味になって戻ってきます。
伊勢丹新宿店 本館5階 キッチンダイニング/ツヴィリングにて、<ツヴィリング>スタッフへのご相談も承ります。新聞紙などで包んでいただき、お怪我のないよう、安全に持ち運べるようにしてお持ち込みください。
※研ぎ直しサービスは<ツヴィリング>社製の包丁・ナイフのみとさせていただきます。
お買替えも一手。これを機に長く使える“相棒”を見つける!
ここまでお手持ちの包丁をチェックし、元気にする方法を見てきました。包丁は「消耗品」であることは間違いないのですが、お手入れをしてあげれば40年以上もの長い間ご愛用いただける道具なのです。<ツヴィリング>ナイフを親子2代、3代にわたってご使用いただいているケースも!
どんなナイフも使い始めは良く切れて、時間とともに切れなくなるのは普通のことですが、実は素材による耐久性の差が「切れなくなるまでの時間」を左右します。包丁の価格差はこの「素材の耐久性」が反映されていることが多いです。
つまり良い包丁を選べば、お手入れの頻度は少なく、快適に使い続けることができ、“一生もの”として長く付き合っていくことができます。
<ツヴィリング>がおすすめする
“一生ものナイフ”!
ツインセルマックスM66/MD67
技術と素材を追求した、<ツヴィリング>の最上位モデル。ベーシックなM66と、鋼材をより多層にしてダマスカス模様を施し、ハンドルカラーもより鮮やかなMD67の二種を提供。
<ツヴィリング>中で高硬度な鋼材MC66パウダースチールを使用し、ダマスカス紋様が美しい133積層構造で、まったく同じ仕上がりのものは一つとしてありません。
ハンドルに使用されているマイカルタは、綿や麻と樹脂を積層した高級感ある素材。握り心地・デザインと耐水性・耐衝撃性・耐熱性などの機能性を両立しています。
ツヴィリング タクミ
<ツヴィリング>創立290周年を記念して開発されたシリーズ。刃こぼれ・刃欠けがおこりにくい鋼材FC63は研ぎやすさにも秀でており、良く切れ、扱いやすいのが特長。このナイフは現時点でのゴールであると共に、次なる10年へ受け継ぎたい一本です。こちらのハンドルもマイカルタ製で、天然木を思わせる上品なブラウン調です。ドイツでも好まれるストレートハンドルは、力強く包丁を握りたい方におすすめ。
まだ一生のパートナーを決めきれない方には、<ツヴィリング>が太鼓判を押すこちらの2本をご紹介します。「もうナイフ選びで失敗したくない!」という方へのアンサーナイフです。
ツヴィリング アーク
心地良く手にフィットする、進化したアーチ型ハンドル。細部まで計算された丸みのあるフォルムで、どんな握り方でも心地良く手になじみます。ハンドルエンドにツインマークのロゴ入り。鋭い切れ味で食材をスムースにカットでき、料理を一層楽しくします。
ツインフィン 2
「マテリアル」「バランス」「デザイン」にこだわって作られた優等生ナイフ。両立が難しい高硬度/耐腐食性を向上させ、刃こぼれしにくく、またサビにくいナイフを実現。食洗機にも対応し、もっともデイリーユースなライン。
「一生ものナイフ」も「アンサーナイフ」も、砥石メンテナンスで長く使い続けることができますし、ご自宅での砥石使用が難しい場合には工場での「研ぎ直しサービス」にてお引き受けします。アフターサービスの仕組みがきちんと整っているので、安心して使っていただけるのが包丁ブランド<ツヴィリング>の最大の特徴です。
もし、選び方がわからなくてなんとなく包丁を買っていたという方がいれば、これを機に長く使える包丁をしっかり選んで、何かあればその都度お手入れして使っていく、そんな包丁との付き合い方をはじめませんか?
毎日使っていると、なかなか気が付けない包丁のコンディション。今後は定期的にチェックして、お気に入りの包丁が“健康”で、より長く付き合えるパートナーにしたいものですね。今後はぜひとも、包丁の状態に目を向けてみてください。
購入前、購入後の各種ご相談も随時受け付けております。ご不明点がありましたら、どうぞお気軽にお声掛けください。
お問い合わせ先:伊勢丹新宿店 本館5階 キッチンダイニング/ツヴィリング
電話03-3225-2683 キッチンダイニング直通