
琳派とポップアートを融合させた、独自の画風。現代日本画家を代表する一人、河嶋淳司さんの新作展を開催いたします。代表作のアニマル・グラフィティシリーズから、人気の「家族象」も登場。日本橋三越本店では11年ぶりとなる、待望の開催です。
幼いころから好きだった動物をモチーフに
日本橋三越本店ではじめて河嶋さんの作品をご紹介したのは1990年。個展としては今回が3度目の開催となります。日本画の伝統を継承しながら、カラフルでポップな表現を取り入れたアニマルグラフィティは、ひと際目を引く存在。


1981年に東京藝術大学美術学部 日本画専攻を卒業した河嶋さん。創作当初、作品づくりに行き詰まったとき、絵を描くことにシンプルな喜びを求めた結果、幼いころから好きだった動物をモチーフにすることに辿り着いたといいます。


「家族象」をはじめ、24作品を描き下ろし
動物を描いた作品のなかでも、河嶋さんの代表的なモチーフといえるのが「家族象」。多くの家族と移動する絆の強い象は、家族愛の象徴。親子三世代のお客さまと歩む三越とも通じる想いから、本展のために描き下ろしをリクエストしました。

「家族象」は30号の作品以外にも、六曲一双屏風で登場。このほか、150号の大作含む全24作品が一堂に会します。今回はじめて描くというパンダのモチーフも出品予定。どうぞご期待ください。