最愛の1台を探す!ベビーカー徹底解説【三越伊勢丹こそだてコラム#07】

妊娠から出産まで、ママになるまでの「トツキトオカ」をサポートするための情報をお届けする【三越伊勢丹こそだてコラム】。バイヤーの渡邊 千尋による「出産準備セミナー」と、ベビー子供フロアの現役ママスタッフ3名による「トツキトオカ体験記」を交互に連載します。第7回目は「ベビーカー」についてバイヤーの渡邊がお伝えします。
A型/B型とは?ベビーカータイプ別解説
ベビーカーは選んだ機種や赤ちゃんの個性にもよりますが、およそ3~4歳頃までのお出かけ時に利用します。そしてそのタイプは、利用開始可能月齢で「A型」「B型」の2種類に分かれています。
■A型=ファーストベビーカー
・対象月齢:生後1カ月頃から(首すわり前から利用可能)
・背もたれ:角度150度以上と、リクライニングでフルフラットに近い状態にできる。
・赤ちゃんの姿勢:寝ている状態
・特徴:新生児とのお出かけに必要な機能(衝撃吸収、走行性)を兼ね揃える一方、重量やサイズが大ぶり。
■B型=セカンドベビーカー
・対象月齢:生後7カ月頃から(腰すわり後から利用可能)
・背もたれ:角度100度以上。リクライニング角度の幅が狭いか、リクライニング機能が搭載されていない。
・赤ちゃんの姿勢:座っている状態
・特徴:運動量が増えた赤ちゃんとのお出かけを想定した軽量コンパクトさが特徴。一方で各パーツの軽量化ゆえ、走行性や乗り心地といった機能はA型の方が優勢。
ちなみに「A型」の定義範囲について。以前は乳児期に特化した機種もありましたが、今では生後1カ月から3~4歳頃までのベビーカー利用期間フルで使える対象月齢設定の物がほとんどです。ですので、このようにB型の対象月齢までカバーしている機種も含めて「A型」としたり、「AB兼用型」と言ったりします。同じ「AB兼用型」でも機種ごとに特徴を辿っていくと、それぞれが「A型寄り」「B型寄り」どちらの起点で作られたのかが分かります。そのような視点で見ていくと、各機種でメリット・デメリットの整理ができて選びやすくなりますよ。
どう選ぶ?選定ポイント別解説
それぞれのタイプ別特徴を押さえたところで、次は「ライフスタイルに合った1台をどう選ぶか」です。今のベビーカー市場は群雄割拠。どの機種も高い機能性を備えています。但し、特化している部分はそれぞれで違いがありますので、ここでご紹介するベビーカー選びのポイントを、ご自身のライフスタイル・・・具体的には「住宅環境」や「移動手段(電車・バス・車・徒歩)」などと照らし合わせてご検討くださいね。
1.重量・サイズ
重量・サイズはご自身の生活環境に一番影響する条件ですので、迷った際に立ち戻るポイントとすると良いでしょう。まず重量。軽量と呼ばれるのは「5㎏前後」。スイカ1玉ほどの重さです。そしてサイズ。注視するのは「車幅」です。検討対象として電車の改札がよく挙げられますが、一般的な自動改札の幅は55cm~59cm。但し多くの駅ではバリアフリー用の90cm~95cm幅の改札が設けられています。
※ベビーカーのサイズ表記では、車幅は「ワイド=W」と表記されます。
ベビーカーはブランド毎に準拠する安全基準が異なるため、どうしてもインポートブランドの軽量化には限度があります。「機能やデザインはとても気に入ったのに、重さが・・・」というお悩みを持つ方が多くいらっしゃいますが、その際はベビーカーの利用シーンを具体的に思い描いてみましょう。例えば、マンションや最寄り駅にエレベーターがない場合はどうしても持ち上げる機会が多くなるため「軽量」は最優先項目になります。サイズにおいても、最寄り駅にバリアフリー改札があるか、そして利用するスーパーの動線や混雑具合などが事前に分かるとどこまでコンパクトさが必要なのかイメージしやすいかと思います。
2.シート向き・高さ
シート向きには「両対面式」「背面式」があります。「背面式」とは、赤ちゃんが進行方向に向かって座るシート向きのことを指します。一方「両対面式」は進行方向だけでなく、ベビーカーを押している人と対面になる方向へも変換ができ、その名の通り「両面」にシートの向きを変えることができます。
まず「両対面式」のメリットは、対面することで赤ちゃんの様子を見ながら走行できること。
且つ成長に応じて、赤ちゃんが周囲に興味を持つようになったら背面式に置き換えることもできます。ハイブリッドな魅力がある一方、折り畳み時のコンパクトさに欠けるという課題もあります。そして「背面式」は、軽量・コンパクトな機種が多いメリットがある一方、赤ちゃんを確認しにくいというデメリットが。但し今では背面式ベビーカーでも、後述のトラベルシステムで新生児用カーシート(チャイルドシート)を利用すると対面式が叶います。
次にシートの高さです。座面が高く、地面から約50cm以上の機種は「ハイシート」と呼ばれます。ハイシートの魅力は地面から舞うホコリや、夏には地表の暑さからも赤ちゃんを遠ざけられること。加えて赤ちゃんとの距離が近いことも、ママやパパにとっては嬉しいポイントですね。
3.走行安定性
注目ポイントはタイヤとフレーム。タイヤは車輪サイズが大きいほど、段差なども乗り越えやすく安定性が高いです。また3輪タイプのベビーカーは小回りが利き、力を入れずに走行が可能。加えてベビーカーの構造上、フレームの接合部分が少ないほど軋みが生じず走行中も安定します。そしてその接合にもパーツを使用するものから溶接まで手法はさまざまで、その精度がフレーム強度に直結します。店頭で試乗の際はカーブを曲がるなどして、ブレの少ないものを体感で選びましょう。
例えば、日本の老舗製瓦企業が製造するベビーカー<キュリオ>は、その溶接の技術を生かした軋みの少ないフレームが魅力。スポーツ競技用の車椅子と同じ高強度、且つ軽量のアルミニウム合金を使用し、職人の技による手作業で作られています。
4.衝撃吸収力
赤ちゃんが心地よく過ごすには、衝撃吸収機能が必須。その手法はブランドによりさまざま。主にインポートブランドでは、ホイールにコイル状のサスペンションが搭載されているものが多いです。

コイルサスペンションは地面からの衝撃を直接吸収するので、高い緩衝効果があります。一方国内ブランドでは、シートへの工夫が特徴的。有名なものは<コンビ>の『エッグショック』です。「3mの高さから卵を落としても割れない」衝撃“吸収“素材として開発され、ベビーカー以外のアイテムにも搭載されています。
また、タイヤも衝撃吸収の一翼を担います。中でも「エアタイヤ」は空気圧によるクッション作用で、路面からの衝撃を直に吸収します。
5.操作性
大人ひとりでの外出が多く、バスや電車を多く利用する場合は、それぞれの操作工程がシンプルであることが望ましいです。片手で折り畳みができたり、畳んだベビーカーが自立したりすると、赤ちゃんを抱っこしながらの操作の時に便利。
また、ハンドルの角度調整が可能だと、パパやママの身長によって最適な位置を設定できます。
安全性に掛かる内容ではブレーキにも着目を。大半のベビーカーには足元、タイヤ付近のフレームにあるブレーキペダルを踏むとロックが掛かります。但しこれは停車機能のためだけのブレーキで、速度調節はできません。ご自宅に坂道が多い等の環境の場合は、ハンドブレーキ搭載機種がおすすめ。自転車と同じ要領で、手元で速度をコントロールできます。

6.利便性
赤ちゃんとのお出かけは荷物が多くなりがち。とはいえハンドルにフックで荷物を下げるのは、ベビーカーが後ろに倒れてしまう危険があるのでおすすめできません。ですので、シート下の収納のキャパシティは事前に要チェックです。
そして最後に車の利用が多い方へのおすすめ機能をご紹介します。ベビーカーのシートとしてもカーシートとしても使えるなど、多用途機能を搭載し相互利用することを「トラベルシステム」と言います。トラベルシステム対象アイテムを利用すると、お出かけ先でも車からベビーカーへの移動も簡単だったりと効率よく行動ができますよ。
知りたい!人気ブランド×機種別解説
ブランド別にそれぞれの特徴を見ていきましょう!ここでは人気機種を、前目次でご説明したポイントに沿って紹介します。
※トラベルシステムの対応機種はブランド・型番によって異なります。詳細は店頭スタッフまでご確認ください。
<サイベックス>
ドイツ発の<サイベックス>は、2013年より日本での取扱いを本格的に開始。その後の日本ベビーカー市場でのインポートシェア拡大の立役者です。「Safety・Design・Functionに革新をもたらすこと」を信条に作られたベビーカーやカーシートは、スマートなデザインと安全性・機能性、そして利便性も兼ね備えたマルチプレイヤーとして人気です。
『高機能×軽量のベストバランスを叶えたコンパクトベビーカー』
1.重量・サイズ
重量=5.8kg/サイズ=W49×D82~91×H96.5~107cm
2.シート向き・高さ
両対面可能/シート高=52cm/リクライニング機能=3段階
シートの専用クッションを外すと、下はメッシュファブリックで通気性も良く快適。

3.走行安定性
素材にはしなやかな高剛性カーボンを採用。
最大の特徴は、ハンドルを押した力がそのままタイヤのホイールに伝わる「ストレートフレーム構造(※)」。そしてすべてのタイヤには各2つずつ、計8つのボールベアリングを搭載することで、タイヤ回転がなめらかになり小回りが利きます。
※ハンドルと前輪ホイールを直線で結び、ハンドル操作を前輪にダイレクトに伝え、操作性を向上させた構造。
4.衝撃吸収力
前輪タイヤには振動・衝撃吸収エラストマー(ゴムと樹脂の中間に位置する素材)を採用。後輪にはサスペンションを搭載し、ダブルで高い緩衝効果が期待できます。
5.操作性
・両対面式折り畳みシステムで、対面・背面どちらの状態でも折り畳むことが可能。
・収納時も自立可能。折り畳み時サイズ=W49×D54×H69cm
・ハンドル高さは3段階で調節可能。
6.利便性
・収納バスケット=耐荷重:5㎏/容量:38ℓまで対応可能な大容量。
・トラベルシステム対応。専用アダプターでカーシートの装着が可能です。
<バガブー>
1999年にオランダで生まれた<バガブー>。「モビリティカンパニー」をコンセプトに掲げ、世界中の人の移動をサポートするためユニークな製品を開発しています。実はベビーカーだけでなく、スーツケースを作っていたこともあるんですよ。安定感のあるスムーズな走行性が魅力のベビーカーは、カラーバリエーションも豊富でファッションのように楽しみながら選べます。
『ハードなシートベースで安心、ライトな押し心地で快適』
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<バガブー>
Bee6 99,800円から
Bee6ベース 77,501円から
Bee6シートファブリック 9,700円
Bee6サンキャノピー 12,601円
※ベース・シートファブリック・サンキャノピーをセットでご購入ください。
※店頭受注にて取扱い
使用期間:新生児から体重22㎏まで
中国製
1.重量・サイズ
重量=9.4kg/サイズ=W53×D51×H91~109cm
2.シート向き・高さ
両対面可能/シート高=44cm/リクライニング機能=3段階
<バガブー>の隠れた魅力は、シートを支えるハードウエアのタフさ。

メッシュのシートファブリックの下は、この写真のように頑丈なベースがあり赤ちゃんを支えています。人間工学に基づきデザインされて作られたこのベースは、<バガブー>ならでは。
赤ちゃんの成長段階に応じてフィットし続けられるよう、シートの背もたれと座席の長さが調節可能です。まだ発育段階の赤ちゃんを支える敷物には適度な固さが必要です。柔らかいものでは体が沈んでしまいますからね。赤ちゃんの愛車となるベビーカーですから、居心地の良いシートを選んであげたいですね。
3.走行安定性
タイヤのサイズは前モデルよりも大きい7インチで、軽やかな押し心地でスムーズな走行が可能。耐久性の高いPU素材を採用したノーパンクタイヤです。前輪は360度回転し、方向転換も滑らかです。
4.衝撃吸収力
4輪すべてに独立したサスペンションを搭載。路面からの衝撃を直に受け止め和らげます。
5.操作性
・折り畳みは「ワンタッチ&スライド」。背面使用時に、ハンドル両サイドにあるロックを解除し、本体を傾けながら折り畳むだけ。片手で操作可能、そして腰を曲げる必要がありません。
・付属の「セルフスタンドバー」を利用し自立可能。折り畳み時サイズ=W53×D87×H90cm
・ハンドルバーは伸縮により高さの調節が可能。
6.利便性
・収納バスケット=耐荷重:4㎏/容量:22ℓ
・トラベルシステム対応。専用アダプターでカーシートの装着が可能です。
<ベビーゼン>
2012年、フランス パリにて男性5人で立ち上げたブランド。パパならではのユニークな発想で世界中から支持を集めています。世界初の3つ折りベビーカー「YOYO」がアイコンアイテムで、飛行機内にも持ち込み可能なコンパクトさが魅力です。親子での気軽なお出かけをサポートします。
『インパクトある3つ折り構造で、サイズはとってもコンパクト』
1.重量・サイズ
重量=6.6kg/サイズ=W44×D86×H106cm
2.シート向き・高さ
本機種の特長は、シートが2つセットになっていること。キャリーコットタイプの新生児用シート「0+」と、生後6カ月以降に使用できる「6+」を、成長に応じて付け替えて利用します。
「0+」=対面式、「6+」=背面式/シート高「6+」=41cm/リクライニング機能「6+」=無段階調節:110~140度
3.走行安定性
車幅44cmというコンパクトさゆえ、小回りがよく利きます。「ソフトドライブシステム」搭載により、舗装されていないようなデコボコ道でも前輪がぶれることなくスムーズな走行が可能です。
4.衝撃吸収力
4輪すべてにエラストマーサスペンションを搭載。緩衝機能も備えています。「0+」のシートでは新生児用のスペシャルケアとして、枕と厚手のマットレスで赤ちゃんを守ります。
5.操作性
・折り畳みはシンプル。2工程で3つ折りの状態になります。詳細はムービーでご覧ください。
・3つ折り時の自立も可能。折り畳み時サイズ=W44×D18×H56cm
肩から掛けられるショルダー付きなので、大人ひとりのお出かけ時も安心です。専用の収納バッグもありますよ。

・3つ折り時のサイズは、IATA(国際航空運送協会)基準に適合しているため、飛行機内に持ち込み荷物棚への収納も可能です。また、自立させるとバスやタクシーで座席の足元に置くことができます。
・ハンドルバーの高さは調節できませんが、折り畳みが可能。外出先でのお食事では、ハンドルバーを折り畳むことで、赤ちゃんを乗せたベビーカーをよりテーブルの近くに寄せることができ安心です。
6.利便性
・収納バスケット=耐荷重:5㎏/容量:16ℓ
バスケットのほか、キャノピーの背面には収納ポケット付き。よく使う小物類の収納に便利です。
・トラベルシステム対応。専用アダプターでカーシートの装着が可能です。
<ストッケ>
1932年、北欧 ノルウェーで誕生した<ストッケ>。「Designed to be closer」の哲学のもと、親子の距離を近づけるプロダクトを開発し続けています。トリップトラップチェアが有名ですが、ベビーカーも名品ばかり。2003年に誕生した「エクスプローリー」は、それまでにない「対面式」「ハイシート」を実現し、市場の常識を覆した革命児です。
『親子の距離を近づける優しい工夫を、人間工学に基づいた廉直なデザインで』
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<ストッケ>
エクスプローリーX 149,600円 ※店頭受注のみ
使用期間:生後6カ月から48カ月(体重22㎏まで)
オランダ製
※別売りの「キャリーコット」または「イージーゴー」を使用すると、新生児から生後6カ月の期間もご使用いただけます。
1.重量・サイズ
重量=13.4kg/サイズ=W56×D100.5×H131cm
2.シート向き・高さ
両対面可能/シート高=72cm(調節可能)/リクライニング機能=対面:3段階・背面:2段階
他に類を見ないシートの高さが一番の魅力。高さは21段階の広範囲で調節が可能です。対面時は近い距離で様子がよく見え、お外でもコミュニケーション良好。そして背面時は高い目線から景色を楽しめて、赤ちゃんの好奇心を刺激します。リクライニングは「アクティブ」「レスト」「スリープ」の3段階。それぞれのシーンに合わせて設定でき、赤ちゃんも快適に過ごせます。フットレストも成長に合わせ3段階で調整が可能。
3.走行安定性
エクスプローリーのもう一つの魅力は、センターフレームの独自設計。多くのベビーカーは、ハンドルの両端がベビーカー本体のフレームと繋がっている形ですが、エクスプローリーは楕円形ハンドルの中心と連結したポール1本でシートを支えます。この構造により、ハンドルの動きをタイヤに伝えやすく軽い力で小回りが利くので、片手でもスムーズに曲がれます。そして足元はタイヤの軸が上の方にあるので、大人が押しながら歩く際に足がぶつかりにくく、とても歩きやすい・・・という嬉しい工夫が。
4.衝撃吸収力
前後輪サイズが違う大径のタイヤと重厚なフレームで衝撃を緩和。そしてシートは頑丈なハードシェルの上に敷かれた柔らかいパッドが赤ちゃんをぴったりフィットさせ、走行時も快適です。
5.操作性
・シンプルな2アクションで折り畳みが可能。
・折り畳み時サイズ=W53.5×D89×H45cm
・ハンドルバーは4段階で高さ調節が可能。
6.利便性
・足元に収納機能としてショッピングバッグ付き。キャリーハンドルが付いているため、持ち運びでき便利です。
・トラベルシステム対応。<ストッケ>のカーシート「イージーゴー」はアダプターなしで取り付けができ、他メーカーのチャイルドシートも専用アダプターを使うと装着が可能です。
<エアバギー>
2002年に日本で誕生した<エアバギー>。3輪・エアタイヤ採用の先駆者で、それまでの日本ベビーカー市場で当たり前だった「親の使いやすさ」視点から「子の乗り心地の良さ」にフォーカスした画期的なベビーカーです。日本ブランドながら欧州の安全基準である「EN1888-2」に適合した、グローバルプレイヤーです。
『高性能プレミアムパーツが叶える爽快な乗り心地』
1.重量・サイズ
重量=10.3kg/サイズ=W53.5×D96×H105.5cm
2.シート向き・高さ
背面式/シート高=45cm/リクライニング機能=無段階調節:115~155度
トラベルシステムで新生児用カーシートを装着すると、対面式・ハイシートが可能に。
3.走行安定性
特徴的な3輪スタイルでは、フレームの「三角構造」により走行性・耐久性を叶えています。
前後・上下の重心バランスを調整し、押す力を一点に集中させることで安定感をキープ。前に進む力が伝わりやすく、片手で押すだけでも軽やかに走行します。そして前輪は360度回転式タイヤ1輪のみ。ダイレクトなハンドリングで方向転換もスムーズ、小回りの良さも魅力です。且つフレームの主要部分は溶接によって連結されていることで、耐久性に優れ、長時間利用でも軋みやあそびが少なく快適です。
4.衝撃吸収力
ブランドのアイコンパーツであるエアチューブタイヤ。自転車同様のベアリングで抵抗を減少させ、空気圧によるクッション作用で路面から伝わる衝撃を緩和させます。そして座面と背面には通気性に優れたエアメッシュクッションを採用。厚みのあるクッションで、赤ちゃんの乗り心地も快適です。
5.操作性
・折り畳みはシンプルな3アクション。キャノピーを畳み、足元のロックを下ろし、ハンドルのレバーを握りながら畳むだけです。
・スタンドロック機能で収納時も自立可能。折り畳み時サイズ=W53.5×D40×H82cm
・ハンドルブレーキが本機種の最大の特長。自転車のブレーキ同様に、手元で速度をコントロールしながら走行するので、坂道でも操作しやすく、平坦な道でも雨や雪の日は滑りやすいので重宝します。そしてこのパーツは、自転車ブレーキの開発・製造を行う日本ブランド「KARASAWA」との共同開発で作られています。
6.利便性
・収納バスケット=耐荷重:5㎏/容量:17ℓ まで対応可能。
・サイドには500mLペットボトルが入るドリンクホルダー完備。
・トラベルシステム対応。専用アダプターでカーシートの装着が可能です。
それぞれ人気機種なだけあり、安全性・機能性・デザイン性・・・どれをとっても優れたものばかりです。ベビーカー選びは時間がかかるので、早めにパパ・ママの意見を交換して優先ポイントを共有しておくといいですね。
今回のベビーカー特集はいかがでしたでしょうか?思い出に残る大切な赤ちゃんとのお出かけ。そのパートナーであるベビーカー選びはこだわりがある分お悩みも沢山!ぜひ我々伊勢丹スタッフを頼ってくださいね。
次回の【三越伊勢丹こそだてコラム】は、現役ママ社員が「男性の育休」についてお伝えします。
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