三越伊勢丹の「七五三」特集
~準備と当日の流れとは?~

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七五三Q&Aの画像

お子さまの健やかな成長を願う、七五三のお祝い。
お子さまの年齢は?どんな準備が必要?など、初めてお祝いをされる方には知りたいことも多いかもしれません。そんな七五三の疑問に対するお答えをQ&A形式でまとめました。

Q1.11月15日に七五三を行う場合のお子さまの年齢は?

A.本来は生まれた年を1歳とする「数え年」でお祝いします。数え年は、1月1日を迎えるごとに年齢が一つ増える数え方です。そのため数え年は3歳でも、実際は満1~2歳ということもあります。特に3歳のお祝いは月齢によってお子さまの成長の度合いが変わります。ほかにもお受験などご家庭の事情、ご兄弟さまとのお祝いの兼ね合いなどを考慮して柔軟にお祝いの年を決めるご家庭も増えていますので、数え年・満年齢にこだわらず、ご祖父母さまの意見も伺いながら、ご家族とご本人にとってより良いタイミングでお祝いすることをおすすめしております。

2024年~2028年の七五三年齢早見表

Q2.お参りの時期・日取りの決め方は?

A.毎年11月15日が七五三のお祝いの日で、またお祝いは前倒しがいいと言われるので、11月初旬~15日の間に行われるのが一般的です。ただ最近はご家庭の事情に合わせて10月・11月の土日や大安にされる方や、時期にこだわらず一年のうちご家族・ご親族が集まれる日を選ばれることもあります。10月・11月の土日や大安がご希望の場合は、美容室・写真室に早めに予約を入れておくことをおすすめします。

Q3.お祝着の準備はいつ頃から?採寸は?

A.伊勢丹新宿店や日本橋三越本店の呉服では、例年5月のゴールデンウイーク前にその年のお祝着が店頭に揃いはじめます。バリエーション豊かにご覧いただけますので、お早めのご準備をおすすめします。お子さまの着物は身長と腕の長さに合わせて「肩揚げ」「腰揚げ」という加工をすることでサイズを調整します。お子さまの成長を踏まえ、ご着用日の1カ月前から3週間前までの期間に採寸のためのご来店をお願いしています。男の子は羽織の紋入れが必要なため、あらかじめ家紋をご確認ください。写真やコピーなどをお持ちいただけますと、より安心です。最近は11月のお祝いとは別に、前撮りで先にお写真だけを撮影されるご家族も増えています。

Q4.お着物の選び方は?

A.七五三のお祝着は古典柄が一般的ですが、特に決まりはありませんので、お好みの色柄やコーディネートを自由にお選びください。お好みの色柄のお祝着を何点か選んだら、お顔映りを確かめてみましょう。帯や小物も合わせて試着を。帯締めや帯揚げ、志古貴などの小物は、お祝着の地色や柄の色、帯の色の同系色や反対色を選ぶのがおすすめ。いずれも店頭のスタイリストがお手伝いいたしますので、お気軽にご相談ください。
ご家族の方が下見をされてからお子さまとご一緒に来店されると、時間短縮できお子さまの負担が軽減されます。また事前にカタログをご覧いただいたり、最近はスマートフォンを通してリモートでのご相談も承ります。

Q5.お参り当日の流れは?

A.お祝い日当日は美容室でのお支度の後、写真室で撮影されてからご家族でお参り・お食事に行かれることが多いですが、当日のお子さまのご負担を軽減するために、別日に前撮りされる方も増えています。お子さまのご体調やご家族が集まれる日などを考慮して日程を組んでいただくと良いと思います。

【豆知識】千歳飴と七五三

千歳飴の由来には諸説ありますが、江戸時代に「水飴を発明した大阪商人がのちに江戸へ出て、浅草寺の境内で売り出したのが始まり」または「浅草の飴売りが紅白の飴を『千年飴』として売り出したのが始まり」などの説があります。もともと七五三には関係がありませんでしたが、紅白の長い棒飴は「長く伸びる=健康長寿」の縁起にあやかり、七五三の日に親戚やご近所に配られるようになりました。当時は、子どもだけではなく、大人にとっても縁起物だったようです。現在の千歳飴の化粧袋には寿や鶴亀、松竹梅など縁起物の絵柄が描かれて、お子さまの健やかな成長を祈願しています。

出典「三越伊勢丹の最新儀式110番」
(株)三越伊勢丹ホールディングス著2016年発行

Q6.付添いの方のおすすめの着物は?

A.ご家族もお揃いで、着物をお召しになってはいかがでしょうか?おばあさまやお母さまは、訪問着や付下げ、色無地に袋帯を合わせていただくのがおすすめです。

Q7.お祝着のお手入れ・保管は?

A.保管に不安を感じている方は多くいらっしゃいます。保管は桐ダンスや風通しの良いところが望ましいですが、保管環境に心配がある場合には、まずはお気軽にご相談ください。お祝い後一年以上着用の機会がなければ、一度お手入れをすることをおすすめします。伊勢丹新宿店や日本橋三越本店では、ご家庭ではできないシミ抜き・生洗いなどのお手入れや保管サービスを承っており、着物のお手入れのプロフェッショナルに依頼しておりますので、ぜひご相談くださいませ。

お仕度チェックリスト

七歳お祝い着のお仕度チェックリスト
五歳お祝い着のお仕度チェックリスト
三歳お祝い着のお仕度チェックリスト
※美容室により着付けに別途アイテムが必要になる場合がございます。

お祝いの日は、きもので晴れ晴れ

生まれて七日目のお七夜に始まり、二十歳の成人式までの間の節目節目に子どもの成長を祝う行事は、日本ならではの儀礼文化。どれもが大切な晴れの日を、伝統のきものが美しく飾ります。
思い出の場面がたちまち輝く、日本が世界に誇る民族衣装でお祝いしましょう。

【初宮参り】

赤ちゃんの生後初めての神社参りで、「産着」を着ます。地元の氏神様に赤ちゃんの誕生を報告し、加護を祈願。安産の御礼を申しあげ、健やかな成長をお願いします。
男の子は生後31日目、女の子は33日目を目安に、赤ちゃんの健康状態やお母さまの体力回復を考えて、天候の良い吉日を選んでお参りしましょう。
※お参りする時期は、地域によって異なります。

【七五三】

成長の節目を祝い、3歳、5歳、7歳になる年の11月15日に神社にお参りする行事。3歳で髪を結い直す「髪置き」、5歳で初めて袴をつける「袴着」、7歳で初めて帯を締める「帯解き」という、公家や武家の風習に由来します。3歳は「きものの上に被布」、5歳は「紋付袴」、7歳は「本裁ちか四つ身仕立の振袖」を着るのが一般的。
※11月15日に限らず、ご家族の都合の良い日にお参りください。

【十三参り】

生まれ年の干支が最初に巡ってくる数え年13歳の4月13日に、福徳と知恵を授かるよう、虚空蔵菩薩へお参りする習わし。女の子には厄除けの意味もあり、“授かった知恵や厄除けが戻らないよう、帰りは渡月橋を渡り終えるまで振り返ってはいけない”と言い伝えられる京都の法輪寺が有名。
女の子は「本裁ちのきもの」、男の子は「紋付袴」を着ます。
※4月13日・虚空蔵菩薩に限らず、ご家族の都合の良い日にお近くの神社仏閣へお参りください。

【成人の日】

奈良時代に発祥した「元服加冠の儀」が由来とされ、社会的に大人となる大切な節目の日。成人年齢が18歳に法改正された後も「はたちの集い」として二十歳の節目で式典を行う自治体が多いようです。二十歳の門出を祝うとともに、ご家族への感謝の気持ちを伝えます。女性は「振袖」を着るのが主流です。

こんな日にも着たい、七五三のお祝着

  • お正月とひな祭りのイラスト画像

    お正月:初詣はもちろん、羽根つきや凧揚げ、福笑いなどのお正月遊びにも。
    ひな祭り:お内裏さまの横に並んだ、おひなさまみたいに華やかで綺麗!
  • 端午の節句と誕生日のイラスト画像

    端午の節句:鎧兜や鯉のぼりに負けないくらい、かっこよく凛々しくお祝いを。
    お誕生日:今日は主役、きものでうんと着飾って。お友だちも呼びたくなるね。

朝からワクワク、楽しみにしていた日の思い出のシーン、心を込めてお手伝いさせていただきます。

日本橋三越本店 七五三の一日

1.着付け・ヘアメイク

初めての晴れ姿に、きっとお子さまもソワソワ。そんなお子さまを退屈させないよう、お母さまをお待たせしないよう、「ビューティーサロン シルクハウス」では親子ご一緒にヘアメイク・着付けも承ります。

ビューティーサロン シルクハウスの画像
ビューティーサロン シルクハウス
日本橋三越本店 新館8階
営業時間:午前10時~午後7時(要予約)
電話03-3274-8605 直通

2.写真撮影

着付けが終わったら、そのまま記念撮影へ。「フォトスタジオ 佐藤写真」は同じフロアなので、小さなお子さま連れでも移動がスムーズ。天気が悪い日でも撮影前にお祝着が汚れる心配がありません。

フォトスタジオ 佐藤写真の画像
フォトスタジオ 佐藤写真
日本橋三越本店 新館8階
営業時間:午前10時~午後7時(要予約)
電話03-5299-4775 直通

3.神社参拝

四季の移ろいを感じる植栽演出で、都会の中の憩いの場として親しまれている福徳の森。そこに隣接する「福徳神社」は、日本橋三越本店からのお参りにおすすめです。

福徳神社(芽吹稲荷)の画像
福徳神社(芽吹稲荷)
東京都中央区日本橋室町2-4-14
各種ご祈願・ご祈祷お問い合わせ:午前9時~午後5時
電話03-3276-3550 直通

4.会食

七五三のお祝いの席は、歴史ある華やかな空間の「特別食堂 日本橋」がおすすめです。ご家族でゆったりとお寛ぎいただける個室で洋食・和食・お寿司の中からお好みでお選びいただけます。
※個室は要予約です。係員までお問い合わせください。

特別食堂 日本橋の画像
特別食堂 日本橋
日本橋三越本店 本館7階
営業時間:午前11時~午後7時
(ラストオーダー/お食事:午後6時・喫茶:午後6時30分)
電話03-3274-8495 直通

伊勢丹新宿店 七五三の一日

1.美容室

着付け、ヘアメイクでより晴れやかに。

美容室「ラ カリテ」の画像
美容室「ラ カリテ」
伊勢丹新宿店 パークシティ3 3階
営業時間:午前10時~午後8時
電話03-3225-2813 直通

2.写真室

可愛らしいお姿を記憶にも写真にも残して。

伊勢丹写真室 新宿店の画像
伊勢丹写真室 新宿店
伊勢丹新宿店 パークシティ3 3階
営業時間:午前10時~午後8時
電話03-3225-2814 直通

3.花園神社

お子さまの成長に感謝し、より晴れやかに。

花園神社の画像
花園神社
東京都新宿区新宿5-17-3
御祈願・御祈祷:午前9時30分~午後4時30分(随時受付)
電話03-3209-5265 直通

4.会食

七五三をより思い出深いものにするお参り後の会食。

京懐石「正月屋𠮷兆」の画像
京懐石「正月屋𠮷兆」
伊勢丹新宿店 本館7階 レストラン街「イートパラダイス」
営業時間:午前11時~午後10時

京懐石「正月屋𠮷兆」営業時間:
[ランチ]
平日:午前11時30分~午後3時(ラストオーダー:午後2時)
土日祝日:午前11時30分~午後3時30分(ラストオーダー:午後2時30分)
[ディナー]午後5時~午後10時(ラストオーダー:午後8時)

座席:個室あり(イス・テーブル式)、チャイルドチェアあり。
電話03-3355-6644 直通(予約可)

※営業時間等は当面の間変更になる場合がございます。詳しくは各所にお問い合わせください。

お祝着のお手入れ

晴れの一日を彩ってくれたお祝着を、末永く大切に。お手入れと保管のノウハウをご案内いたします。

  • ご着用後のお手入れの基本
    お祝着や長襦袢、帯などは和装ハンガーにかけ、ホコリを落としてから室内の風通しの良い場所で一日くらい陰干しをしましょう。
    草履や雪駄も、玄関の壁に立てかけて陰干しをするのがおすすめです。
  • シミ抜き・汚れ落とし
    部分的についてしまったシミや汚れを、手作業で落とします。
  • 生洗い
    きものや帯をほどかずに汚れを落とす、専用クリーニングです。
    ※店舗によってはお受けできない内容もございます。詳しくは係員にお問い合わせください。
  • お手入れ後の保管の基本
    お祝着や長襦袢、帯は丁寧にたたみ、一枚ずつたとう紙に包みましょう。桐製など通気性に優れた、きもの用タンスでの保管がおすすめです。
    半年に一度は室内の日陰で虫干しをしましょう。
  • 保管の場所に困ったとき
    「次に着るときまで、保管してもらえるところはないかしら?」
    日本橋三越本店と伊勢丹新宿店では、そんな声にお応えする便利なトランクルームをご紹介しています。お気軽にご相談ください。

きもの専用トランクルーム

お祝着のシミや汚れなどを点検し、大切に保管。期間もご自由に指定いただけます。
※お預かり後の点検で汚れやシミがあった場合、別途工料にてお手入れを承ります。
※小物の保管も別途料金にて承ります。
※本サービスは(株)橘屋とのご契約となります。

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